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【パチスロ名機】クソ台風の中、並んで打った台【お見事!サブちゃん】

4号機 名機

※過去の「栄光なき名機たち」記事

チワッス、あしのです!

パチスロ界に燦然と輝く名機たちの傍らでひっそりと咲く佳作をご紹介するこちらの企画、今回はオリンピアが2004年にカマした大御所タイアップ機「お見事!サブちゃん」について。

これ筆者の周りでは「オミサブ」ってお呼ばれてたんですけどそれは置いといて。

基本的なスペックは主に初当たりを契機に抽選が行われるボーナス放出確定モード(サブロウチャンス=SC)のループを搭載したストック機でした。

初当りからのSC突入率はだいたい40%ほど。初回突破後のループ率は約66.6%ということで、考えようによっちゃパチンコの確変機に近い感じでした。

というかオミサブのあと数ヶ月後にはそのまんま「確変搭載」を標榜した「パチスロだよ黄門ちゃま」が出てるんで、筆者なんかはこの辺の機種のゲームフローはちょっとごっちゃになってしまってます。

なんにせよこの機種の最大のウリは全日本国民の親父である「北島三郎」先生とのタイアップ機だったこと。

パチンコは先行機種がありますが、パチスロではこれが最初でありました。

筆者は別に北島三郎先生のファンという訳じゃないんですけども、ちょっと年が行った人が集まる地元のカラオケバーみたいな所にいくと、店一番の歌自慢のオッサンが超高確率で「与作」をチョイスしてた世代の男なので「好き」とか「嫌い」じゃなくて、もうサブちゃんは別枠なのであります。

ゆえに導入日に朝から並びました。だってサブちゃんだもん。

4号機 名機
4号機・オリンピア/2004年

クッソ台風の日だった

んでまあこの機種について覚えてる事といえば、その初打ちの時の「並び」です。

当時は同じ職場のヤツと頻繁に連れ打ちしており、オミサブも「おい◯日にサブちゃん入るから行こうぜ」みたいな感じに誘ってシフトを合わせて有給を取り、朝からホールに向かいました。

結構楽しみにしてたんですけど蓋を開けてみりゃ当日がゴリゴリに台風ド直撃でして、しかも先着入場だったんで豪雨&強風のなかマジで命の危険を感じながらも1時間くらい駐車場に並び続けるという洒落にならん事になりました。

んでまあ人間というというのは面白いもので、普段は「邪魔だな」くらいに思う他の並び客が「台風」という異常事態において「頼もしい戦友」に昇格する瞬間というのがあるんですな。

筆者の場合それは隣で並んでたオッサンの傘が、開いた0.5秒後くらいにバキバキに折れて吹っ飛んでいった瞬間でした。

「うおおぉぉ! ヤバいっすね風ェェェ!」
「なァァァ! 怖いよなぁッ! 帰ろうぜェェもォォォ!」
「でもサブちゃんッスよォォォ!」
「ナァァァァ! 打ちてぇよなァァァ!」

流石に並んでるアホは10人くらいでしたが、少しでも風が緩い店側に全員でかたまり、ライオンに追われるバッファローの群れが子供を守るかのごとく、ババアを中心にぐるっと取り囲み「帰ろうぜ!」「ヤバイぜ!」といいながらガニ股で強風に耐える。

いよいよ風圧が激化してババアの足腰の限界がきたあたりでようやく開店時間を迎えましたが、なんか知りませんがその頃には一緒にベトナムいってきましたみたいな強い連帯感が生まれており、お互いが「あの地獄をよく耐えた」「あんたとは美味い酒が飲めそうだ」みたいな雰囲気を出しながら仲良くオミサブのシマを占拠し、そしてクソ設定で仲良く全員ヤラれるという。

筆者なんか「あれだけ酷い目に遭ったんだから勝つに決まっとる」みたいな謎の自信で突っ張った結果8万やられ、サブちゃんの事がちょっと嫌いになるという深い傷を負うことになったのでした。

サブちゃんと聞くと、機械の内容よりもまずあの過酷な並びと、悲しそうな顔で先に散っていった戦友たちを思い出します。


(C)北島音楽出版,(C)OLYMPIA

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