非常に導入後、稼働状況の良かった「P貞子」。最近までに、「リング」シリーズを始め、「P劇場霊」「CRクロユリ団地」「CRオーメン」「CR呪怨」など、様々なホラー系パチンコがヒットしてまいりました。

今回は、そんなホラー系パチンコの先駆けとなった機種を、ご紹介していきたいと思います。

2003年にまさむら(現・OK!!)から登場したCRデジパチ。大当り確率は、1/315.8 ( 1/63.2)で、平均出玉は約2100個(15R×10C)。確変突入率は1/2で確変終了後にのみ100回転の時短が付いていた。

兄弟機には、大当り確率1/338.8 平均出玉約2100個、1/2次回までの確変に突入し、全大当たり後に100回転の時短が付く「ZZ」。大当り確率1/306.2平均出玉約1900個、1/2で次回までの確変に突入し、確変終了後にのみ100回転の時短が付く「VX」があった。

《予告演出》
・時刻予告…上部の時計役モノが高速回転し、時計の文字盤と少女像が発光
→青<赤<紫の順で信頼度アップ
→連続予告でチャンス！　逆回転だと信頼度大幅アップ！
・鎧予告…変動中に鎧が倒れる。〈信頼度約30%〉
・少女近影予告…少女キャシーの顔アップ。〈信頼度約45%〉
・悲鳴予告…大当たり濃厚。

《リーチ演出》
・ノーマルリーチ
・ガブガブリーチ
・スライドリーチ…縦スライドで信頼度UP
・廊下リーチ
・倉庫リーチ…腹が裂けると信頼度UP
・実験室リーチ…目を覚まし絵柄をつかみ始めると信頼度UP
・地下牢リーチ…吊り天井が突き刺さる回数が多いと信頼度UP
・少女リーチ    
・狂少女リーチ    
・成仏リーチ(確変・時短中限定)
・YUIリーチ…確変確定のプレミアム。

…以上のようにかなり豊富な予告と演出で、盛り上げてくれた。

タイアップなしということで、独自の世界観のみで作られた機種。打つ側も、いろいろストーリーの想像をしながら遊戯できるという楽しみ方もあった。

虚心的には、マジカルチェイサーの頃から演出面でも優秀だったまさむらが非常に好きで、この機種も設置店を探してよく打ちにいった機種でもある。そして当時はまだパッキーカードを使用していたことと、時計の役モノが非常に印象的だったことを覚えている。