
◎2025年8月度 パチンコ・パチスロユーザーアンケートにご協力ください!
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[チャンスメイトからのお願い]
これから導入される新台への期待感や、導入済の台への新台評価等、皆様の声をお聞かせください。約3分程度のアンケートです。
締切は8/18(月)までとさせて頂きます。皆様、よろしくお願いいたします。
検定や認定、みなし機について徹底解説
現役開発者、チャンスメイト荒井氏による「パチンコ開発とXXの事情」。過去の記事はコチラからどうぞ。
パチンコ台やパチスロ台は例外なく許可を得たうえでホールに設置されています。その設置期間ですが、まずは検定期間として3年、その後に申請すれば認定期間として3年認められます。その6年を経過した後は、いわゆる「みなし機」となります。
今年の年末にアイムジャグラーの認定が切れますが、これを入れ替えようとするとホールにおいて莫大な負担増になることが簡単に予想されますよね? ホールの負担は還元率に反映されると考えれば、ユーザーにとっても無視できない問題です。また大きな入れ替え費用が発生するのか? 本日は、そんな今更聞けない検定や認定、みなし機について解説したいと思います。

大きな勘違いをされている「適合」と「検定通過」
SNS等を見ていると、「保通協の検定が通過した」みたいな内容が書かれていたりするのですが、実はこの文章は無茶苦茶な内容になっています。それを簡単に説明しますね。
パチンコやパチスロというのは、各都道府県の公安委員会に許可をもらわないと設置ができません。そのため、本来であれば○○という機械を設置したい!となった場合は、各都道府県警公安委員会が全ての機械の審査をしなければならないのですが、PS併せて毎月20~30機種が発売されることもある機械を、日本全国47都道府県公安委員会がそれぞれで検査すると、それは非常に非効率になります。
そのため、保通協もしくはGLI Japanという機関が、各都道府県警公安委員会の代理として検査できると定められています(もともとはその代理機関は保通協しかありませんでしたが、2018年8月に新たにGLI Japanが認められました)。
この2つの指定機関どちらかで「適合」を受けた機械というのは、機械としてほぼほぼ問題ないよ!というお墨付きを受けた台となりますので、その適合を受けた書類の写しとその他の重要な書類を各都道府県警公安委員会に持ち込めば、ほとんどの割合で各都道府県警公安委員会のOKが出る仕組みとなっています。これがいわゆる「検定通過」と呼ばれるものです。
なので、保通協の検定通過というのは辻褄が合わないのです。
・保通協or GLI Japan 適合もしくは不適合を出す
・都道府県警公安委員会 適合証明書の写しをもって改めて検査をする → 問題なければ検定通過する
これは少し有名な話ですが、山梨県には4号機時代の初代秘宝伝が設置されていませんでした。実は、山梨県の公安委員会だけ検定申請の期間に持ち込むことができなかったため、山梨県には秘宝伝が設置されることは無かったのです。このように、過去いくつかの機械にて、その都道府県では打てない機械があるみたいな事例があったりするのです。
壊れてなければ来年以降もアイムを打てる!(ただし修理不可)
さて本題です。
この検定制度とは、それぞれの機械が各都道府県公安委員会が性能的に認めたものとなり、その都道府県の遊技施設において、該当する機械であれば設置が可能となるのは前述の通りです。
また、この検定期間3年と、その検定期間終了後に申請可能な認定期間の合わせた6年間はメーカー側が保証する期間となっており、この期間内に故障した場合は必ず補修をしなければなりません。そのため各メーカー、6年間は部品を保管しておりますし、この期間は必ずメーカーとして修理故障の対象期間となります(一定の期間が終了した後は、修理等の費用はホール側が負担にはなることが多いですが)。
そのため、この6年間は部品等の補修や修理が可能になりますので、(修理やメンテナンスを怠らないことで)検定申請した機械との同一性が守られることになります。
一方、その6年が過ぎたあとはメーカー側の保守期間は終了となり、性能に関しての同一性が担保できなくなります(修理を行うこと自体が不可能になります)。
しかし、です。勿論、壊れた機械(同一性が担保できないもの)は設置できないものの、まだ壊れていないものは保守機関が過ぎただけで、検定申請したものと同一の性能機であるのは間違いありません。ということはつまり、それらの機械に関しては風営法の範囲内(現在でいえば6号機)に合致している機械であり、機械的に検定時と同等の性能(要は壊れていない)状況であれば、直ちに問題とならないという認識です(すなわちメーカー保守期間は終了しているので推奨できないけど、壊れていないなら設置し続けてOK)。
以上のことにより、壊れなければ認定期間を過ぎても設置は可能となりますので、今年の年末を過ぎたとしてもアイムジャグラーは撤去されることはほぼありませんので安心してもらえればと思います。
今回はココまで!次回をお楽しみに!
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