デカヘソが登場して早1年。いや、正確にはAタイプパチンコの牙狼とか笑点とかかなり前から存在はしてたんだけど、「デカヘソ(各社名称は違う)」というジャンルが生まれたのは貞子やユニコーン2が出てきた去年の夏くらいから。
みんな打ってみてどう思った? だいたいの人は「思ったほど回らない」って感じだったと思われる。もちろん、普通の台よりは回るんよ。でもボーダーは1k30ぐらいがデフォ。それに対して実際は、25とか良くて27辺りだったりするのでは?
ではなぜわざわざ回る仕様の台をホールは回らない台にしているのか。今回はこの辺りを掘り下げていこう。
どんな対策しても無意味
メーカーは遊技者の意見を台に反映させようとしている。だからデカヘソというジャンルが生まれた。しかし、それを無にするホールが世の中にはいっぱいある。
登場した当初は
・いつものパチンコよりは楽しめる
・時間効率が良い
・ユニコーーーーン!!
っていう感じの意見が多かった。しかし、これこそがダメだったのかもしれない。
まず、いつものパチンコより楽しめるという意見。これがホールの考え方を悪い方へ向かわせてしまった。1k30ぐらい必要なのだが、実際は初日から1k28程度。ボーダーマイナス2ぐらいだが、回るには回っている。
ホールはこれを「ほーん、これで満足度高いんか。ほな、もう少し悪くてもええやろ」って勘違いを起こした。その結果、徐々に辛くしていって今ではボーダーマイナス5も珍しくない。マイホでは乙女のデカヘソが1k22で動いている。バカにされてるぞ。
もうひとつは時間効率。これは台の性能なのだが、良過ぎるんよ。これだと持ち玉で遊技されたら、ホールはかなり利益を減らすことになる。なので等価ボーダーすら回らない店ばかりになっている。
現金投資だとしても1時間で500回転も回ると、ホールとしても「えぇ……このペースだとそのうちLT入って爆発されたら終わる」となる。その結果、回さないが正義という現状を生み出してしまっている。
で、この状況を打破するためにサンセイが動いた。デカヘソだけじゃなく、「コテスタ」という新機能。固定スタートという意味だが……文字からして「ある程度は絶対に回るようにしている」という認識なんだが、良いのかね?
ワンチャン、スルーを通るだけで回る的な。もしくは、10発打てば必ずヘソに向かうとか。いろいろ予想はできるけど、まだハッキリとした情報はスペックぐらいしか出ていない。まあ、そのスペックが結構良いって話題なんだけどね!
話題だけじゃなく、俺から見ても良い感じだと思う。ST中に次回STに突入しない3000個通常の大当りがあるけど、引いたとしても3000発はデカい。65%規制の時の喰霊がオール3000発になったような感じ。
そんな台とはいえ、ホールが壁として立ち塞がる。「やらせないよー!」って。というのも、メーカーが考えた機能で赤字にされちゃ溜まったもんじゃない。まあ、メーカーも隙を残しているんだけどね。
サンセイって牙狼以外で強い機種あるかって言われると……何かあったっけ? ジューシーハニー? ゴッドイーター? あ! ファナティックバトルがあったわ(´ー`)←それはない
とにかく! サンセイは天才を演じてるバカではなく、バカをやり続けてる天才だと俺は思っている。なので、コテスタという機能は、きっと遊技者の希望を叶える機能だと信じているわ。
(C)衣笠彰梧・KADOKAWA刊/ようこそ実力至上主義の教室へ製作委員会
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