
【第151回】優秀台の挙動

前回は「超ボッタクリ台」と題して、等価ボーダーマイナス3回転の台の勝敗関連数値をお見せした。
それならば等価ボーダープラス3回転ならどうなるのか?という素朴な疑問が沸いてくる。
というわけで今回はボーダー+3回転の巻!
なお、ボーダー+3回転という題材は本連載でもこれまで何度も扱っているが、今回は別の切り口で、前回の「マイナス3回転」との比較を中心に解説していきたいと思う。回転率以外の条件は前回と同じ。
【P大海物語5】
貸玉4円/換金4円
大当り出玉1400個
千円19.9回(等価ボーダー16.9回)
電サポ中1回転につき0.5個減
約12時間実戦
まず1日の平均収支は+21600円。毎日打ち続ければ月収40~50万円になる優秀台である。マイナス3回では-27900円だったので、両者の差は1日5万円近い。要は、千円6回転で1日5万円近い差が出るということだ。
1日あたりの勝率は約60%。マイナス3回転では約32%だったので、2倍近い開きがある。
(注)前回、等価ボーダープラス3回転の勝率を約58%と書きましたが、約60%の誤りでした。
平均収支も勝率も、マイナス3回転と比べれば劇的な差。天と地といっても過言ではない。

しかしよくよく数字を見れば、ボーダープラス3回転でも4割は負けてしまう…と言うこともできる。
4割負けるということは、3連敗、4連敗程度ならそれほど珍しくない。だから調子の悪いときは数日で10万円や20万円凹むケースだって余裕であり得る。
5万円以上勝つ日は約32%(約3日に1度)。マイナス3回転の場合は約14%だったので、2倍以上にあたる。逆に、5万円負ける日は約14%(約7日に1度)。マイナス3回転の場合は約39%だったので、3分の1近くになっている。
よって、プラス3回とマイナス3回を大ざっぱに比べると、5万円以上勝つ日は2倍、5万円以上負ける日は3分の1、となるわけだ。
10日間のトータル収支がプラスになる確率は87.2%。8回のうち約7回がプラスになる。マイナス3回転の場合は約9.8%(約10日に1度)だったので、これも天と地のような差異だ。
10日トータルで20万円以上勝てる確率は約54%と高く、40万円以上のプラスになることも約20%ある。
