
【第157回】なぜ正攻法にこだわるのか?
AIに「正攻法」の定義を訊くと、次のように答えてくれた。
奇計や謀略を用いずに、正々堂々と正面から物事に当たるやり方
これはパチンコに限定しない一般的な定義であるが、パチンコに当てはめたとしても問題なく通用する。
でも読者のみなさんの中には、奇計や謀略を使っても勝てればいいじゃないかと思う人もいるかもしれない。
ではパチンコにおいて奇計や謀略を使った勝ち方とはどんなものがあるのか?
実は、そのような勝ち方はほとんどが違法である。もし合法であったとしてもホールや他の客とトラブルを起こすとか、台が撤去されてしまうなどして、結局短期間しか使えないのが常である。
派手な攻略法は瞬間的には儲かるかもしれないが、長く稼ぎ続けられることはまずない。そんな攻略法が存在する可能性は極めて低いが、たとえ一瞬でも儲けられた人はかなり幸運な方だろう。
ほとんどの人はそのような攻略情報すら知ることができず、もし耳に入ったとしてもチャンスに乗り遅れて稼げないというケースが圧倒的に多い。
何が言いたいのかというと、奇計や謀略の攻略法ばかり追い求めても、チャンスは決して巡ってこない。よしんば奇策が当たったとしても長続きせず、大きな儲けにはならない。普段の長期にわたるマイナスを取り返すことなど到底できない。
結局、トータル収支をプラスにしつつパチンコを長く楽しみたいのならば、実質的に正攻法一択になってしまうのだ。地味な正攻法が長い目で見れば一番儲かる。これが現実というものだ。
ボーダーラインなんて面倒くさい。どの台を打っても回らない。釘なんてわからない。長時間打つのはイヤだ。ハマりたくない。遠くのホールまで行きたくない。…このように、あーだこーだと理由をつけて「正攻法」から目を背けている人は非常に多い。
それでいて、負けたら文句を言い、もっと勝ちたいと嘆く。
本当にそれでいいのか?
そのうち勝ちまくる日々が来ると信じているのか?
パチンコで勝つための「正攻法」という方法論は、デジパチが登場した40年以上前から基本的に変わっていないし、今後も少なくとも10年や20年程度は変わりそうにない。
勝つためのパチンコに取り組むのはこれからでも決して遅くありません!













