
「昔は良かった」には台だけじゃなく環境も含まれる
隙あらば20年以上前のことを語り出す後ろ向きパチンコライター ジャイロ(47)がパチンコ新台について語るコラムです。
何度も書いているが昨今の新台事情は極めて悪い。
新台は打ちたい。だが、導入から2週間でガラガラになる台が大半という現状では動画を撮ってもすぐに無駄になるリスクが高すぎるのだ……。
昔はよかっただとか、4号機時代は楽しい台が多かったとかって4号機が無くなって20年経ってもいまだに言われるのは「打ち込めるだけの状況だった」というのも大きいんだなって最近実感するよ。
ブルーロックだって慶次だって一度打っただけでは面白さがわからなかったりするもんじゃん?
アステカって4号機があったんだけどさ、初打ちのイメージはひどかったんだよ。7の一直線でもリーチ目じゃなかったりするしデタラメな目に見えても入ってたりしてチンプンカンプンだった。でも打ちこんでいろいろわかってくると、どんどん面白くなってマガジン入社後ですら池袋に打ちにいっていたほどだ。
なおアステカは1999年1月導入。その後2007年7月31日のみなし機一斉撤去まで8年ほど残っていたが、撤去までちょくちょく打っていたほどで、過去現在合わせても最も好きなスロットのひとつだった。
でも今の新台は8年どころか8週稼働がもつだけでもう合格みたいな顔をしている。今でもエヴァや喰種のような大ヒットもあるが、その他ほとんどの台がろくに打たれることもなく撤去されている。何のために作られて何のために導入されたのかわからない台たちが多すぎる。
例によって前置きが大変長くなったが、そんな中収録で打つ台に困ったある日のことである。ブルーロックや東京喰種に打てそうな台はあったのだが、どちらも良く打つわけで視聴者からすると「またコレか」となってしまうかもしれないので今回はできれば避けたい。
そこで新台を見たところいくさの子が打てそうだったので手を伸ばした次第だ。なおそれでも相当躊躇した。再生が取れるか怖かったからだ。
打ってみるとこれは面白い、デカヘソ系の機種は基本的に時間効率が良く、何かが起これば大チャンスになる仕組みの台が多いのだが、このいくさの子も同様なのだが、「何か」の起こり方が良いのだ。
まず先バレがまたいい。視覚的にも気持ちよく、当たる変動も初動からテンションがあがる当たり方をする。そう、変動開始時あたりに金が出たりして「もらったぜ」となりやすい。当たるときは激熱パターンが目立つ、0or100といった演出バランスである。
ジャイロに詳しい奇特な方々ならば、このようなバランスの台は好まないんじゃないのか? というツッコミもあるかもしれない。
だが、このタイプの台でも打てる、というかこのような演出バランスが活きるスペックがある。それがライトミドルや甘デジだ。1/400なら初当りの機会も限られるので、最後まで希望が持てないと打っていて辛くなるが、初当りの軽い機種なら「はい次」と気持ちを切り替えやすいのだ。
そしてさらにデカヘソということもあり1000円あたりでヘソに入れられる個数も段違いに多いし、消化も速い。先バレや変動開始時の激アツを待つことができるのだ。
右打ち中は何があろうと打ち出しを止めるな!
ラッシュ中の注意点だ。
この台のラッシュは100秒or300秒継続する秒数管理なので離席はもちろん止め打ちも厳禁! 一度始まったら何が起きても打ち続けよう。トイレ等は通常時のうちに済ませておいた方がいいぞ。
なお液晶で777が揃っても打ち出しを止めてはダメ。電チュー入賞→アタッカー入賞をしっかり行えないとパンクしてすべてを失ってしまう。打ちっぱなしにしているだけで防げるので右打ち中は何があろうと打ちだしを止めるなかれ!
そしてオススメカスタムについて
通常時は先バレを入れるのがいいかな。私が先バレを推奨することはあまりないのだが、いくさの子では先バレの変動以外はサクサクしてるからきっちり待てる。
先バレがきたら先読みでは赤以上の発生、当該変動では変動開始時に注目。変動開始時に役物完成や金系予告がきたらもう大当りは目前。弱系予告なら天下布武チャンス発展(50%や75%のアレ)に期待。
はっきり言って予告でたいてい決まるが、リーチ中にノーチャンスアップだと一抹の不安が残るのでひとつはチャンスアップがあれば安心だ。タイトル変化でもテロップ変化でもいいぞ。
RUSH中のカスタムはキリンフラッシュのみONがベスト!!
最後に。デカヘソゆえ、通常ヘソでただただ死んでいく新台と比べたら活かされる可能性はあると思う。
もし打てそうならぜひ打ってみてくれ。これデカヘソとマッチする演出構成の現時点での正解なんじゃないかな。
さて、しっかり宣伝したしサミーもそろそろ案件よこすやろなあ!!?(チラッチラッ)
※ネタだぞw 別にもう案件が欲しいとは思ってないのだ
©隆慶一郎・原哲夫・麻生未央/コアミックス 1990 版権許諾証 H03-05A


