現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

独特なゲーム性を持った4号機は多数存在しましたが、その中でも異質なスペックを持ち独自の人気を博したのが「ナイツ」シリーズの初代マシンとなる「ナイツ」です。登場は2001年2月のこと。

そのゲーム性はかなり特殊で、ボーナスはBIGのみでBIG中のJACゲームは1回のみ。BIGは2種類存在し、約400枚獲得可能なハイパーBIGをいかに引くかが勝利のカギとなっていました。

ハイパーBIGは通常時からでも3分の1で当選する仕様ながら、メインとなるのはハイパーゾーン中。このゾーン中にBIGに当選すれば必ずハイパーBIGとなるだけに、ヒキが問われる瞬間となっていました。

また液晶非搭載のシンプルなゲーム性ながら演出は多彩で、ランプの色やバウンドストップなどでチャンスを告知。レインボーフラッシュやフリーズといった鉄板アクションも用意されていました。

そしてこちらが本機の要「ハイパーゾーン」の詳細。

ゾーン突入契機は「ハイパーBIG後」と「通常時のスイカ当選時」のどちらか。ゾーンは3段階存在し、それぞれの状態をランプの色で告知されました。

また、ゾーン中はランプが成立するたび、状態移行抽選が発生。突入契機によってゾーン滞在ゲーム数は大きく異なり、ハイパーBIG後の方がチャンスとなりました。

そんな独特なゲーム性を持つ初代マシンでしたが、その後しばらくシリーズ機は登場せず。シリーズ2作目が登場したのは15年後、2016年5月に登場した「ナイツ2」となりました。そして現在、ホールで稼働中なのがシリーズ3作目となる「パチスロナイツ」です。擬似ボーナスを搭載したATタイプとなっており、初代マシン同様2種類のボーナスが存在。いかにハイパーBIGに当選させるかというゲーム性は初代を彷彿させるものとなっています。あまり導入が多いとはいえない台ですが、ホールで見かけたらぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。