現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシンの元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

人気を博した「南国育ち」がなくなったホールに現れた新たな南国シリーズ。それが5号機黎明期である2006年9月に登場した「南国娘」です。そして本機が「南国娘」シリーズの初代マシンとなります。

ゲーム性は超シンプルでBIG後に50GのRTがつくボーナス＋RTタイプ。難しい仕様も一切なく、光ればボーナス、羽ばたけば連チャンという初期の5号機らしいゲーム性となっていました。

詳細なゲーム性は上記の通り。

BIG後のみ50GのRTに突入する仕様で、そのRT中に筐体左の3羽のトリがシャララーンときらめけば連チャン確定。その様は南国育ちの蝶を彷彿させるものとなっていました。またRTが残り8GになるとBGMが「南国育ち」のJACゲーム中に変化するといった要素も！

ちなみにボーナスは小役同時成立からも発生。中段チェリーならボーナスの大チャンスとなりました。

そのボーナスを告知するのは、もちろん筐体上部に搭載された巨大なパトライト。

ただ光るだけでなく、様々な告知パターンが存在。基本的にはレバーON時にキュイン音が鳴り、第3停止でパトライトが輝く仕様となっていましたが、中には音も光もなくパトライトが少しだけ動くピクット告知なども用意されていました。

そんな超シンプルなゲーム性を持つ初代マシンを経て、2019年10月にはシリーズ初の後継機となる「パチスロ 南国娘2」が登場。こちらは6号機のATタイプとなっていますが、そのゲーム性は初代マシンを踏襲。パトライトやバードランプ点灯時の興奮だけでなく、中段チェリーのアツさも健在となっています。シンプルで遊びやすい仕様のこのマシン、わずかながらまだ現役稼働中なので、もしホールで見かけたら挑戦してみてはいかがでしょうか。