筐体を見ただけで設定の奇遇が分かる
※過去の「栄光なき名機たち」記事はコチラ!
どうも、日向七翔です!
自身、今回で当コラム「栄光なき名機」への登場も3回目となります。
過去に取り上げた機種は、ゴトによって撤去された「鬼浜爆走紅蓮隊~爆音烈士編~」と後に設定6の確実な判別方法が発覚した「新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡」。
どちらも思い出がある+ネタ要素もある台でしたね。
この2機種のように僕がハマった台でネタ要素があるような機種って何かないかなって考えたら…現役機種で1台ありました。
「スナイパイ71」。
ビタ押しが出来れば設定1でも機械割100%オーバー。
ノーマルタイプの台ではちょこちょこあった仕様ですが、AT機では珍しい仕様の台。
さらに筐体の色で設定の奇遇が判別できるという斬新な台です。
・青筐体…設定1.3.5
・赤筐体…設定2.4.6
青筐体だと2コマ、赤筐体だとビタ押しと筐体によって必要なレベルが変わるというのもこの台の珍しい特徴ですね。
通常時は左下に表示されるコインの枚数でアミヤバトルの抽選。
そしてレア小役でCZの抽選がされています。
高設定ほど最初のアミヤバトル抽選のコイン12~14枚ゾーンが強く、設定1の当選率36%に対して設定6だと当選率84.1%。設定6はここを越えるかどうかで判別するってのが基本ですね。
僕の稼働地域のホールでは結構高設定が使われていたので、導入当初朝はとりあえずコイン14枚を抜けるまで回してみるって立ち回りをよくしていました。
最悪設定2でも機械割104%なのでリスクがなく、結構ツモれていたのでかなり収支に貢献してくれていた記憶があります。
本機のATは差枚数管理。
初期枚数+αで純増約2.8枚/G。
AT突入時に対戦相手を決定し、まずはコインや小役からバトルターンを目指します。
バトルターン中にダメージを与えて勝利すると上乗せ特化ゾーン「おしりスナイプタイム(OST)」へ。
OSTは勝利キャラによって性能が異なり、各弾丸毎に技術介入発生時の目押し成功でベース枚数をUP。
最終的に押し順ベルの1部で2択チャレンジが発生し、成功すればベース枚数×2の枚数が獲得できます。
強敵のエヴァ勝利時のOSTは弾丸5発なので特にチャンス。
平均306枚上乗せなので、それだけでそこそこの出玉に期待できます。
基本的にAT突入時最初に出てきやすいのは、1番バトル当選率が高いシンディ。
バトル当選率が低いノーンやエヴァが出てくると何も出来ずにAT終了って事が多いのですが、運良くエヴァに勝てれば大量出玉も見える仕様なんですよね。
僕自身最初の相手がエヴァで即終了も覚悟してたらあっさり勝利してそこから完走って展開を何度も経験しました。
特に通常時に獲得できるアイテムで「初期AT差枚数↑」と「敵ダメージストック↑」が赤になっている時に最初のバトル相手がエヴァのパターンはアツい。
AT200枚スタート+HP残り50Pスタートとかがありえるので、大チャンスなんですよね。
僕はこういうパターンが大好きでした。
そして忘れちゃいけないのがこのシリーズではお馴染みの「OPT」。
本機での突入条件はCZ失敗の一部とゲーム数天井(710G)。
こう聞くと結構入りそうな気がしますが、これがめちゃめちゃ大変。
CZ失敗時の発動0.5%はなかなか引けないし、ゲーム数天井に到達させた経験がある人はかなり少ないと思います。
というのも本機は設定1でもコイン12~14枚で36%で当たる事もあり、初当たりがかなり軽い台。
さらにCZもそこそこ引ける+他の当たりが濃いゾーンもそこそこ当たるので、710Gまで到達する可能性はかなり低い。
そして最終関門の54~56枚がかなりの曲者。
僕が今まで打ってきた経験上、54~56はだいたい600~700Gで到達するのですが、ほぼほぼここでアミヤバトルに当たってしまいます。
当選分布を見てもらえばわかり通り、コイン68~71が選ばれる可能性は設定1で3.8%。
ここを選んだ上でそこまでCZで「当てない」というダメなヒキが必要になるんですよね。
実際僕は54~56枚を越えた事が1度しかありません。
ちなみに天井には2回いった事があるのですが、56枚を越えた時と、めちゃめちゃコインが引けず54~56の前兆中に天井に届いた時です(本前兆中でも天井は有効)。
54~56枚の前兆中に天井に届いた時も震えましたが、56枚を越えた時は信じられなくて「ここからいきなりアミヤバトル出て来たりしないよな?」ってかなりビクビクしながら天井まで回した記憶があります。
たぶん56枚越えを経験した事がある人はこの気持ちがわかるはず!(笑)
本当になかなか引けないOPTは破壊力抜群。
僕の最低上乗せは+564枚で、最高上乗せは画像の+1015枚。
本機で500枚も上乗せすればかなり完走するので、OPT=完走の期待大。
滅多に入らないだけあって一撃必殺の特化ゾーンとなっています。
最初の20Gで設定判別できる?
さて、ここまでだと筐体で設定の奇遇がわかったり、それによって2コマ押しかビタ押しか等、珍しい台ではあるけど言っちゃえば普通の台。
ネタ要素どこ?って感じ。
…実は本機にはコイン12~14を越えるかどうかよりも簡単に設定を判別できる要素があるんです!
それは通常時アイテムの獲得割合。
本機は有利区間開始時に必ずアイテム獲得ステージの「スコープステージ」から開始。
そして通常時にもちょこちょこ「スコープステージ」に移行するのですが、実は設定によってここでの獲得アイテムに差があります。
低設定ほど「初期AT差枚数↑」を獲得しやすく、高設定ほど「チャンスゾーン期待度↑」を獲得しやすい。
設定6に関していえば、有利区間開始時の「スコープステージ」で「初期AT差枚数↑」が緑以上になる事はありません。
そして設定6はコイン12~14枚で約84%でアミヤバトルに当たる+CZも当たりやすいので、ハマリ自体が少ない事からスコープステージに2回以上移行する事もかなり少ない。
なので結果的に「初期AT差枚数↑」が緑以上になる事はほぼありません。
特に「チャンスゾーン期待度↑」の方が獲得確率が高いので「初期AT差枚数↑」が緑「チャンスゾーン期待度↑」が青なんて事はおこらない。
逆にハマって「初期枚数AT差枚数↑」が緑「チャンスゾーン期待度↑」が赤はありえるかもしれませんが、本当に設定6の初当たりは軽いのでそれもなかなかありえないと思います。
僕自身覚えている限り設定6を打っていて「初期AT差枚数」が緑になった事はないんですよね。
これを知っていると朝イチは「スコープステージ」で「初期AT差枚数」が緑になったら設定6はない。
「チャンスゾーン期待度↑」が青なのに「初期AT差枚数」が黄もかなり弱い要素となるので、上手くいけばわずか20G程で設定6か否か判別できます。
僕自身これを知ってから本機の設定判別はかなり楽になりました。
低設定でもコイン12~14はかなり当たるので、その当たりが連続すると判別不可能だったのが、1度でも「スコープステージ」で「初期AT差枚数↑」が緑以上になれば捨ててOK。
特にメリハリ設定のホールではかなり重宝する情報です。
ちなみに本機はまだホールに現存。
バラエティコーナーに1台とかですが、バラエティコーナーが強い特定日等ではこれを知っていれば判別にはかなり有利です。
狙える機会があれば「初期AT差枚数↑」の獲得に注目して打ってみて下さい!
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