現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

誰もが知っている最強のスーパーヒーロー・スーパーマン！　モチーフとしては完璧なだけに早くにパチンコ・パチスロになっていそうですが、その登場は意外と遅くシリーズ初代マシン「CRスーパーマンリターンズ」が登場したのは2010年6月のこと。

スペックは突入率100％のSTを搭載したMAXタイプ。当時流行だった高速消化が本機最大のポイントとなっており、ST中は最速2秒で大当りに！　また初当りの46％が潜伏確変という変則的なゲーム性で、セグによる確変判別が必須でした。

ST中の衝撃を生み出すのが「Sシャッター」。

右打ち中に完成すればその時点で大当りとなるこのシャッターは、リーチを経由せずに即当たりに。またST中だけでなく通常時にも作動することがあり、その場合でも信頼度は約50％と本機の重要な激アツ要素となっていました。

ちなみに実戦上、ST中大当りの約半数がこのシャッターから発生。それがSTの高速消化、ひいては超速連チャンの契機となっていました。

各液晶演出に関しては上記の通り。

アニメキャラはもちろんのこと、随所で実写演出も多数出現。感動間違いなしの名場面が発生すれば信頼度も爆上がりするゲーム性となっていました。

そんな初代マシンを経て、その後は2012年に「CRスーパーマン・リターンズ～正義のヒーロー～」が登場。回転数によって演出が3段階に変化する「スーパーST」を搭載し、さらなるパワーアップを果たしていました。そして2016年には「CRスーパーマン～Limit・Break～」が登場。本機が現段階でのシリーズ最新機となっており「大Sシャッター」を踏襲！　スピード感も健在で、シリーズ最強スペックといえるゲーム性となっていました。しかしその後、スーパーマンはホールに現れていません。このまま消えてしまうには惜しすぎるモチーフだけに復活を望む人は多いはず。近い将来、新たな後継機が登場してくれることに期待しましょう。

MAN OF STEEL and all related characters and elements ©＆TM DC Comics and Warner Bros. Entertainment Inc. (s16), ©DAIICHI