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【栄光なき名機たち】突然姿を消したアイツ【鬼浜爆走紅蓮隊~爆音烈士編~・日向七翔編】

史上最高にドキドキしたART

僕は今までで1番好きなパチスロ機を1台だけ挙げろと言われればかなり悩みます。新世紀エヴァンゲリオン~魂の軌跡~。押忍!番長2。パチスロ鉄拳3rd等々。少し考えただけで何台も候補が出てきて、なかなか答えは出せません。


ただ、「栄光なき名機」というお題なら真っ先にこの台を挙げたい。

 

鬼浜爆走紅蓮隊~爆音烈士編~(2008年・アビリット)

この台のARTは、僕が今まで打ってきたパチスロ機の中で1番ドキドキさせられたARTです。

この台のARTは50G~300Gの初期ゲーム数でスタートし、純増約+2枚(ボーナス込み)。小役による直乗せは一切なく、上乗せはボーナスからのみ。

これだけを聞くと「何がドキドキするの?」と思うでしょうが、この画像を見て下さい。

写真が見にくくて申し訳ないのですが、左上に表示されているのがトータル獲得枚数。なお、右上には消化ゲーム数が表示されています。

「ん? ARTの残りゲーム数は?」

実はこの台はARTの残りゲーム数が画面に表示されません。さらにボーナスを引いて上乗せをしても告知&上乗せゲーム数の表示もされません。


そう…この台は「ART消化中、残りゲーム数が何ゲーム残っているのか全くわからない台」なんです!

…想像するだけドキドキしませんか?(笑)

 

1G消化毎に一喜一憂できるボーナス

上乗せはボーナスからのみと書きましたが、メインとなる上乗せ契機は約1/100で出現するこのブッちぎりターボというボーナス。

ブッちぎりターボは最高で29G消化でき、2択single成立orREG当選で終了。消化中は毎ゲーム上乗せを抽選しており、1回の上乗せゲーム数は10G~150G。そして続けば続く程上乗せ期待度、上乗せゲーム数が上昇します。

29G完走した時の平均上乗せゲーム数は約300G~350Gとなっており、1回でも完走させれればARTのロング継続間違いなしです。


ただ…29G継続するなんて事はなかなかなく、1~2Gで終了なんて事もざらにあるので、ブッちぎりターボを1度引いたからといって過信はできません。僕は打っていた当時、1G1G、レバーを叩く手に力が入り、「singleくるな! singleくるな!」と心の中で叫びながら消化していました。

ここで僕が本機で体験したレアな出来事を一つ紹介。

ある日の事、ARTを50G消化した時点で引けたボーナスがブッちぎりターボ1回でそのブッちぎりターボの消化ゲーム数が3G。

基本的に初期ゲーム数は50Gが多いので、この状況はいつARTが終わってもおかしくありません。

なのに、消化ゲーム数が…100G…150Gと過ぎてもARTが全然終わらない。

これは3Gしか消化できなかったブッちぎりターボで、100Gや150G上乗せを引っ張ってきていた可能性が高いという事。その後ブッちぎりターボをバンバン引いて、最終的に6000枚出たのですが、最初のブッちぎりターボで大量上乗せをしていなかったら、その6000枚はなかったでしょう。

このようにブッちぎりターボを数ゲームしか消化できなくても、奇跡の大量上乗せをしている事が結構あったので、本当に面白い台でした。


いつ終わるかわからない不安と大量上乗せしているかもしれない期待が心の中で交差する。あの感覚は凄い中毒性があったんですよね。

別れは突然に

さて、そこそこ導入台数が多かったので、当時からパチスロを打っていた方は1度は打った事があるであろう本機。そんな本機が「栄光なき名機?」って思うかもしれませんが、取り上げたのにはある理由があります。


実は本機は設置期間後期に、「ゴト手口」が発覚してシマ封鎖や一斉撤去の憂き目にあってしまった台なんですよね。かなりゴト情報が広まっていたので、耳にした方も多いはず。


当時の僕はそんな事情は全く知らなかったので、ホールから一気になくなった事に驚き悲しくなった記憶があります。


書き始めたら止まらなくなるぐらい僕には色々な思い出がある台なので、「あのゴトの台か」より「あのARTが凄い面白かった台か」って覚えていてもらいたい。ゴトの件も加味して、本機も「栄光なき名機」といってもいいはずです!

うんそうだ、誰か本機が好きな方、飲みながら本機について語りませんか?(笑)

 

鬼浜最新作・鬼浜爆走紅蓮隊 狂闘旅情編


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