現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

「サクラ大戦」等の生みの親・広井王子と超人気マンガ家・高橋留美子という夢のコラボから生まれた「機動新撰組　萌えよ剣」。最初はゲームとしての登場でしたが、その後アニメ化。さらにパチンコとなってホールでも人気となった作品となります。もちろんパチスロにもなっており、その初代マシンが2008年8月に登場した「パチスロ機動新撰組 萌えよ剣」です。

スペックはボーナス＋RTタイプの5号機。基本的にはボーナス→CZ→RTという流れでゲームが展開、ボーナスとRTのループで出玉を増やす仕様でした。そして決して爆発力があるわけではないものの、そのわかりやすいゲーム性からパチンコ同様に人気マシンとなりました。

本機でもっとも手に汗握るのがRT突入を決めるチャンスゾーン（CZ）。

CZはパンク役を引くまで継続し、ナビ発生時はパンク回避確定に、2択演出時は成功すればCZ継続となりました。またそのCZ中に特殊リプレイに入賞すれば30Gの完走型RTへ突入確定！　1Gあたりの増加枚数は約0.36枚と低いものの、ラストGでつばめ組を撃破すればボーナス確定となりました。

ちなみに通常時はパチンコでも好評だった対決演出の他、激アツの次回予告やBIG確定のフリーズ演出などパチスロ独自の演出も多数用意されていました。

ボーナスは小役との同時成立と単独成立が存在。ここでも特殊リプレイは大チャンスで、成立した時点でRTorボーナスが確定となりました。

またCZ中はパンク役である「リプレイ・チェリー・萌」は通常時なら激アツに。ボーナスが同時成立すればフリーズ演出が発生、BIG確定となるだけでなくRT中のナビ5回も確定となりました。

そんな初代マシンでしたが、その後パチンコでは続編が登場するものの、パチスロでの後継機登場はなし。このままシリーズ機は出ないのかと思われましたが、2014年2月。なんと北電子からシリーズ第2弾マシンが登場！　本機はART搭載の5号機で、ART「誠剣RUSH」は1セット30G＋α、1Gあたり約1.5枚の増加が期待できました。また複数の上乗せゾーンも搭載しており、初代マシンと異なりボーナスよりもARTに重きを置いたゲーム性となっていました。しかし最近はパチンコでも続編が登場しておらず、今後の後継機はもしかしたら期待薄かもしれません。が、シリーズファンが多いことは事実。一縷の望みをかけて後継機登場に期待しましょう。

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