現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

バーチャファイター、餓狼伝説ときたらこのシリーズをハズすわけにはいきません。それは2000年12月に登場した「サムライスピリッツS」に端を発する「サムライスピリッツ」シリーズです。

初代マシンである本機は獲得枚数変動の4号機Aタイプ。ノーマルBIGとスーパーBIGの2種類を搭載しており、その出玉差は約200枚！　またノーマルBIG中にスーパーBIGへと昇格するパターンやスーパーBIG確定となるパターンも存在、それにより大量獲得も可能なゲーム性となっていました。

その本機の要となるBIGに当選すると小役ゲームスタート時にスーパーBIG抽選が発生。

ここで抽選に当選すると5枚役が15枚役となるナビが出現、それによりBIG枚数が変化しました。また小役ゲームはBIG中に3回出現するため、ボーナス途中でスーパーへと格上げされるパターンも存在。その影響でBIG1回の獲得枚数は約350枚～約550枚と大きな開きがありました。

ちなみに「BIG後50G以内に10枚役を3回以上獲得していない状態でBIGを揃える」「REG終了後20G以内に10枚役を1回も獲得していない状態でBIGを揃える」のいずれかを満たせばBIGが最初からスーパーからスタートしました。

通常時はリール下の液晶で演出が発生。

当時としては多彩な演出が用意されており、その中にはゲームを彷彿させるバトル演出も！　出現キャラと対戦相手の組み合わせで小役を示唆しており、「VS天草四郎時貞」に勝利すればその時点でボーナス確定となりました。

そんな初代マシンはアルゼからの登場でしたが、その後のシリーズ後継機はSNKプレイモアから登場することに。5号機時代となり、2007年に「サムライスピリッツ外伝チャムチャム」、2011年に「サムライスピリッツ鬼」が、そして現時点でのシリーズ最新機にあたる「サムライスピリッツ～剣豪八番勝負～」が2014年に登場しました。本機はAT機となっており、擬似ボーナスが連チャンするゲーム性。初代を彷彿させる出玉感を味わうことができました。その後はシリーズ機が登場していませんが、人気コンテンツだけにこのまま終わることはないはず。今後新たなシリーズ機が登場する日を心待ちにしましょう。

©SNK 2000

※「サムライスピリッツ」は(株)ＳＮＫプレイモアの登録商標です。 ©SNK PLAYMORE