はじめに
今回は2007年頃のお話。
虚心のテリトリーでは当時、パチンコは2.5円交換から徐々に高換金率に移行し始めた頃。
一方、パチスロは遂に4号機時代の幕が下り5号機時代へ。4号機の頃とは異なり、コインの減るRT、AT、ART搭載機が登場し、人気低迷の最中、爆発力のあるART機「パチスロ戦国無双(山佐)」「2027(JPS)」などがパチスロ人気を盛り返してくれた頃でもある。
そんな中、登場したのが、パチスロの有名コンテンツ「アラジン」をモチーフとした「CRアラジンディスティニーEX(Sammy)」であった。こちらはただのデジパチではなく、当時はまだ聞き慣れない「1種2種混合タイプ」で、虚心の大好物の「ハネ」に「回転体」と…フルコースが用意されていた。
当然、据え膳食わぬは男の恥! ということで…早速、ご馳走になることに!
「CRアラジンディスティニーEX」とは…
液晶大当り確率1/193.9、大当り出玉は約1490個(13賞球×9C×15R)、アラジンチャンス突入率(液晶大当り時)1/3、という仕様。
アラジンチャンス中は、液晶が5回転する間に上部のスルーに玉を通過させると液晶左にあるハネが開放。拾われた玉が7つ穴の回転体のVに入賞すれば大当りとなり、アラジンチャンスがループする仕組みとなっていた。
また、王道ルートの大当りパターン以外に、通常時「Vチャレンジタイム」と呼ばれる小当り的なチャンスからのハネ開放→V入賞でも初当り獲得となり、このルートからはアラジンチャンス突入も濃厚となった。
攻略法の内容
この機種、細かい攻略法が随所にあり、それをいかに駆使できるかで攻略プロ間でも技術の差が如実に顕れた。「上手」「下手」「パチプロヤメマスカ」等と格付けが行われた。
いくつかその攻略法を挙げると、「①(液晶当りをほとんど考慮しないで初当りを狙うパターンで)通常時からハネ開放を利用し玉持ちを上げるネタ」「②(保留を極力点けずに消化し)保0状態でVチャレンジタイムを獲得し、V狙い。ほぼアラジンチャンスを獲得させるネタ」等々々々々……。
そんな数ある攻略法中でも、最も代表的なネタが「③アラジンチャンス中のハンドル捌きで継続率を大幅アップさせる」というものだった。
ここでは、その③の手順を紹介する。
《V入賞アップ打法》
①「Vチャレンジタイム」または「アラジンチャンス」に突入させる。
②右打ちでスルーに通過させる前に、チョロ打ちでハネが拾うハンドルの位置に右手人差し指合わせておく。
③人差し指はそのまま軽く固定し、薬指または小指でハンドルを捻り右打ち(フィンガーロック打法)。
④玉がスルーを通過したら、薬指または小指をハンドルからハズしてチョロ打ち。
⑤玉がハネに最大4個(釘状況にもよる)程度拾わせられるため、大当り確率が単純にアップ。
※ネカセにより個体差はあるが、初玉の回転体到達はほぼ一定でV近辺を狙えた。これにより出玉約1490個のアラジンチャンスの継続率は、今の超韋駄天を優に超えていた。
攻略法の出所は?
ハネに玉をたくさん拾わせる方法を、初打ち時に試行錯誤してみてその日に発見。
ただ、その後、本機の攻略法は知人の攻略プロ達との度重なる情報交換から、攻略の角度と精度がどんどんと増していくことなるのだった。
まさに、進化系の攻略ネタになった。
半年ほどお世話になれたが…
この攻略法、最初は上記V入賞アップ打法で継続率を上げる攻略メインであったが、交流ある攻略プロ達との情報共有で、前述通りどんどん攻略ネタが進化。
釘状況は悪化しても、半年で1500万近く稼げたプロも多く出るほどの大ネタに育っていった。
難易度も高めで半年ほどは使えたが、徐々に設置も少なくなり、一部のプロは遠征にも出ていた。
が、虚心は地方のキャバクラに興味がなかったので、ここで終了となった。
(C)2005 永井豪/ダイナミック企画
(C)ELECO
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