【第10回】「負けずに遊べればいい」という人へ
※『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。
これまでパチンコの勝ち方の基本的な考え方について説明してきたが、それ以前に、心構えとして最も重要なことがある。
読者の中には「別にプロみたいに稼げなくてもいい」「遊べればいい」「勝ったり負けたりしてもトータルでマイナスにならなければいい」という人も多いのではないだろうか?
では、「負けないパチンコ」ならば「稼げるプロ」になるよりもずっと簡単なのか?
答えはNOである。
私自身も初心者時代に経験があることだが、ボーダーライン理論は一応理解しているものの、最初の千円でよく回ったので、これは行けると思い、あとは回転数もロクにチェックせず惰性で打ち続けてしまう。大抵の場合、最初の千円はただの回転ムラであって、その後回転率は落ちてしまう。世の中には回らない台が大多数なのだから、最初の千円だけ回ったとしても全然信用できないのだ。と、これが1つめの罠。
そして2つめの罠は、いろいろな台を試し打ちしても回る台が見つからず、気がついたら1万円以上使ってしまう。そのうちに偶然当たった台でしばらく打ち続けたりする。しかも持ち玉になると回転率の把握が難しくなるので、回らなくても気づかず漫然と打ってしまう人も多いだろう。
このような「罠」、身に覚えがある人は、ハッキリいって心構えがヌルすぎる。ボーダーラインに気をつけているつもりでも、これではほとんど成果が上がらないはず。プロ並に稼ぐのはまず無理。生涯収支をトントンに持って行くことも難しいだろう。やるならもっと徹底しなければならない。
現金投資の時は、回転率の把握は比較的ラクだ。たとえば5千円で115回転まわったら115÷5=23回転/千円となる。
1万円で225回まわったら22.5回/千円となる。現金投資中は常にこのようにして平均回転率の把握に努めるのは基本中の基本。
さらに持ち玉時にも回転率を把握する必要がある。たとえば1500個の出玉で138回転まわったとすれば、1玉4円として投資6千円分に相当するので、138÷6=23回転/千円となるわけだ。
実際には出玉数にはラウンド振り分けがあったり、出玉数にもホールや台によって±5%程度の幅がある。さらに確変・時短中に玉が減る場合はその分を出玉数から差し引く必要がある。
と、基本事項だけでもこれだけのことをやって回転数を把握しなければならない。
このように回転率を正確に把握すれば、普段何気なく手を出している台がいかに渋い回転率だったのかを思い知るだろう。
そして、打つ価値がない(回らない)ホールには無駄金を使わない選別眼を養うのだ。ヘソや寄りを一瞥しただけで「この店はダメだ」と直感できるようになればようやく勝ち組への道が見えてくる。
つまり今回言いたかったのは、「稼ぐパチンコ」も「負けないパチンコ」も臨むべき姿勢や心構えに何ら変わりはないということ。プロじゃないから多少ユルい打ち方でもいいだろうなどと考えている限りは負け組から抜け出せないだろう。
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