※本記事は＜前編『いよいよ3月、パチンコが変わる！』＞の続きです。未読の方は、まずこちらからお読みください。

当たり前の話なのですが、パチンコやパチスロの出玉と言うのはある程度決まっています。なぜなら、ホールに来たお客さんが投資をした全てのお金の中から一部をお客さんにお返しし、残ったお金が利益になるのがパチンコ店経営の大原則だからです。

例えば、初当りまでに平均1万円かかる台があるとします。その場合、ざっくりいうとホールの粗利率は15%～20%強が平均になりますので、今回はわかりやすく20%として計算をすると、

投資：1万円
出玉：8000円
ホール粗利：2000円

といった具合です。これをもっと落とし込むと、1000円で20回まわる台があったとします（最近はほぼ見かけることは無くなりましたが…）。その場合だと、1万円で平均200回まわります。今回のラッキートリガー搭載スペックが大体、このぐらいの初当り確率になりますよね。すると、期待出玉は8000円分となりますので、到底ラッキートリガーなんかは搭載できないわけですよ。これをどうするか？と言えば、下記のような調整を行います。

・単発を引く割合　50％　　　期待出玉：1000円
・RUSHに突入した場合　50％　期待出玉：15000円

この場合だと、トータルの期待出玉は8000円になります。RUSHに突入すれば期待出玉が大きくなる一方、単発通常を引いた場合は少しの出玉が出て終了となります。更にラッキートリガー状態というのは、このRUSHに突入した場合から少しずつ元気玉をします（笑）

・RUSHに突入した場合　45％　期待出玉：13000円
・RUSHに突入した一部からラッキートリガーに突入した場合　5％　33000円

例えば、通常RUSHに突入した期待出玉で15000円分獲得できるところを13000円に抑えた場合、RUSHから10％（全体の5％）だけラッキートリガー状態に突入させた場合の期待出玉は何と33000円にもなります。

あくまでも計算上だけでの話になりますが、全突タイプで期待値8000円（100%）でも、通常RUSHタイプで1000円（50%）or15000円（50%）でも、ラッキートリガー搭載タイプで1000円（50%）or13000円（45%）or33000円（5%）でも同じスペック性能であり、同じボーダーラインを持つスペックなのです。

最後にパチンコに勝つ秘訣を少しだけ伝授します。

大枠でいえば、このような期待値で勝つのがボーダー理論ですし、このように期待値を利用してホールは利益を稼ぎ出しているわけです。

しかしながら、お客さんのヒキが良かった場合、突破型RUSHタイプやラッキートリガー機が事故（大連チャン）った方が利益は大きく削られることになりかねません。

すなわち、導入台数が少ない店の方が確率のバラツキがある分だけ、リスクを取りにくくなります。そうなれば、より厳しい運用になるのは目に見えているというわけです。

一方、多台数設置店の場合は、試行回数が多くなり結果として期待通りに確率は収まりやすい傾向があります。また多台数の場合は、１台や２台が跳ねた所で大きな影響を与えにくいという点からも、運用が少し甘めになったりすることも多いです。

データとして気が付きにくいという点もあり、お宝台が眠っていると言うことも間々あったりしますので、これも確率のお話になりますが、どちらかと言えば設置台数が多い機械の方が結果として勝てる確率は少しだけですが上がると言えるでしょう。

パチンコ・パチスロ開発の表も裏も知り尽くしたチャンスメイト荒井氏が、あなたの質問にぶっちゃけ回答しちゃいます！

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