(前編からの続き)
▶神奈川県グランドホール港南店 6/22「来店実戦」しのけん徹底レポート

担当(以下・担)『ところで。最近店を畳むホールが多く、店舗数の減少が止まらないとの事ですが、しのけんさん的にはどうお考えですか？』

しのけん(以下・し)『ちなみに今って何店舗くらい存在してるの？』

担『警察庁の発表によると、昨年末の時点で7083店舗ですね』

し『うわ減ったねぇ。確か2006年くらいまでは1万5000軒を優に超えていたハズだけど』

担『ですね。減った事を直接的に感じる事はありますか？』

し『もちろん。まず所有している会員カードの数がジワジワと減少してる。新たに作る会員カードより使えなくなって処分するカードが圧倒的に多いよね』

担『なるほど。それは直接的ですね』

し『あと、今までホールが閉店する時って他の法人が居抜きでオープンしたりしてきたけれど、最近はだいたいドラッグストアあたりに変わってる』

担『確かに。ドラッグストアなりがちです(笑)』

し『パチスロ生活を始めてしばらくの頃の上野なんかは、歩けばパチ屋にぶつかるくらい店舗があったけれど、今や探さなきゃ辿り着けないくらいに減っちゃってるしねぇ』

担『そんな状況に何か思う事はありますか…ってのが今回のテーマです』

し『う～ん、思うところはあるけれど、現状を受け入れるしかないからなぁ』

担『気にしない…と』

し『パチ屋…いやホールって呼ぶけれど、当然ホール数が多い方が選択肢は増える訳だし、競合店同士の競い合いなんかで頑張るってなタイミングも発生するから多いに越した事はないけれど。事実として減っちゃってるんでしょ？』

担『ハイ。減ってます』

し『ならしゃーないじゃん。今も生き残っているホールには頑張って欲しいとしか言えないよねぇ』

担『あくまで傍観者って感じですかねぇ』

し『う～ん、例えば「この業界を盛り上げたい！」とか言わせたいの？(笑)』

担『いえいえ、そう言う訳じゃ(笑)』

し『難しい立場なんだよね。一応この業界に客としても表に出る立場としても30年以上携わって、現状に対して少し寂しさを感じるのは事実。なんだけど…』

担『なんだけど…？』

し『自分みたいな勝ちにこだわる人間もホールを困らせている一因だったりする訳だから、そんな事をいけしゃあしゃあと口に出しづらいと言うか』

担『あー』

し『人生捧げている業界だから協力出来る事はしていきたいよ。だけれども自分の方向性を変えない限りは傍観者でいるしかないんだよね』

担『しのけんさんのスタイルを変えずにやれる事はないんですかね』

し『例えば、ホール数が少なくなって「こんな状況じゃスロ勝てる訳ないじゃん」とか多くの打ち手が悲観するようになったとしても、「そんな中で結果を出し続けてるところを見て貰う事」とかかねぇ』

担『おお、なるほど』

し『とりあえず確実に協力出来ない事と言ったら「負けるように打ってくれ」だからさ(笑)。それ以外に協力出来る事は稼働を極端に減らさないで済む程度には協力するつもりではあるよ』

担『おお力強い！』

し『まぁ自分なんかが役に立つかは甚だ疑問だけど(笑)』

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