※『覆面パチンコ業界人T.,Kの忖度はナシの方向で』過去の連載まとめはコチラから。

世の中には数多くの忖度が溢れています。パチンコ・パチスロ業界も然り。

このコラムは、そんな業界の中心部に身を置く1人の開発者が、色々なしがらみを振り払ってお届けします。

最新機種や人気機種の秘話、メーカー関係者ならではの裏話まで。

もちろん忖度はナシ…の方向で。

※記事内容はあくまで個人の見解によるもので、編集部とは一切関係ありません。

やぁ。

T., K. だよ。

前回も台風の枕話をしたような気がしますが、先週は台風10号がまた週末を震え上がらせた週でした。ただし、今回も土曜出発で日曜日に大阪まで東名使ってアイドルライブに参加した立場としては、結局は大きな杞憂（実被害に見舞われた地方の方は申し訳ありません）に済んでしまったヲチかと思います。

特に全国において、新幹線は本当にここ数年「計画運休」という鉈が早く長く振るわれることが多くなったと思います。

これはそもそもここ数年の震災以来、

①災害に対する事前対応の重要性が糾弾されやすい仕組みになった

②そもそもの降雨量や日本を取り巻く環境条件が“悪い方に”変化してきた

この二つが大きいのだと思いますね。

まあ、私みたいな“不要不急な外出”を世間様が控えてる期間にビジネスが休みで遊びには行けるという利用の仕方をする糞人間には、ありがたい話ではありますけどねｗ

さて今回は、出来立てホヤホヤの業界ニュースである、「パチンコ・パチスロ店営業における貯玉・再プレーシステムに関するガイドライン」について触れようと思います。

ガイドラインから読み解いた私見を書きますと……

「貯玉・再プレーシステムについて整備や維持管理に関する経費が年々増加しており、ホール営業において“サービス”としてユーザーに使用してもらうが困難な環境になってきた。この経費をユーザーから再プレーシステム使用手数料として、遊技球（メダル）にて徴収することを警察庁が風営法の範疇として正式に認めた」

……ということです。

ルールとして、再プレー使用時の玉・メダルに対して〇％を告知して差っ引くとの内容です。あくまで“経費”の範囲内でこれを設定して、これ以上をホール側が不当な利益を乗っけることは禁止事項としているものの……維持経費ってのはホール環境ごとに異なるよね（!?）というのは認めちゃってる内容ではあります。

大事なポイント①：現在の会員規約に“手数料”の概念は盛り込まれていない（そもそも禁止）ので会員規約の変更が必要となります。

よって“3か月の告知期間が絶対に必要“とされているので、すぐには変わりませんので貯玉のあるホール内の張り紙に注意しましょう

大事なポイント②：これは予想ですけど、再プレーメリット（いわゆる交換ギャップ）をキッチリまで埋めてくるホールが多発すると思いますが、無駄にブチ切れて全おろししたりカード折ったりするのはやめましょう。端玉を溜めておく、この地味な利用だって実は打ち手に相当有利ですからね。

文字数が来てしまったので、次回も少し触れるかもです。