今回の更新は「永浪第二十六話」。

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ここのところ特になにかアテがなければ、とりあえず朝一はここからという店に通っている。1番の理由はまあまあ近いから。ここではもっぱらハネモノしか打たないのだが、気付けばこの店に通い始めて1年を越えていた。

正確に言えばもっと前から通っていたのだが、ハネモノ以外のアナログ機種がほとんど無くなった2年くらい前から挫折と出戻りを繰り返した後、1年ほど前から観念して通い始めた。嫌になったりしたのはハネモノのジグマなんかでマトモに喰える気がしなかったからだ。

それは今でも思っている。しかしほかにアテがあるときはしばらく行かなくなるが、最近ではほとんどがこの店から始めることが日常になってしまった。

8月は店が頑張っていた。そして僕もその恩恵を被ることが出来た。しかし9月になってからは雲行きがすこし怪しい。だからと言ってほかにアテもない。なのでいまどきハネモノをいじってくれる店に対してたいそう失礼ではあるが、今日も今日とて延々と繰り返される変わり映えのない状況を確認するためだけに、死んだ魚のような濁った目で入店してみる。

やはり先月頑張っていたトキオには食指の動く台がない。ネカセも釘もいまひとつ。もしかしたら出るかもしれないが、おそらくほとんどが時間潰しにしかならないように思える。

ついでに最近はあまり動きのない「Pポチッと一発！おだてブタ2」を見てみると、1台だけ落としの命が良化している台を見つけた。

とりあえず座ってみる。まじまじと釘を見てみるが悪くない。

いや、そう思って以前にこのくらいの釘のときに何度か触ったことはあるのだが、どうもパッとせずにすぐやめていた。人伝てでも見た目より鳴かないとは聞いていた。同じような釘のときに12/1000円も無いと聞いたことがあったがはたして本当だろうか？

しかし他の店へ移動してアテを探す気力もないので、今日はこの台はこの釘で本当に鳴かないのかの調査してみることにした。我ながらなかなかのバットチョイスだとは思う。

データからは1/24くらいで当たる台らしい。13/1000円鳴けば万歳、12.5/1000円ならば及第点。12/1000円を切るようならば僕の選択ミス。基準はわかりやすい。

さて打ち始めてみると感触は悪くない。最初の2500発を打ち込んで127回の鳴き。当りは4回だけだったが、この調子が続けば全然いけるだろう。

さらに2500発を打ち込んだところで262回の鳴き。回転体のツキではあるが17回とはよく当たる。出玉もそれなりに出来てだいぶ楽な展開になってきた。

だが次の2500発の打ち込み時でついに捕まる。

鳴きが90回とはなかなか手厳しい。ここまでの7500発で352と12/1000円ペースを切っている。やはりこの台の実力はこんなものなのだろうか…こうなるととたんにダメ出し確認をしているだけという気持ちになってくる。

当りだけはまだ順調なのだがどうも信用出来ない。回転体が取り立ててウワムラという訳ではなくなってはきたが、回転体までの到達がこれはおそらくウワムラなのだろう。

鳴きの方は12500発打ち込んだ時点でまた12/1000円に乗った。さてここからが勝負の分かれ目。どちらと出るか？

15500発打ち込みまでは12/1000円をキープ出来ていたが……そこまでだった。

ちなみに2500発刻みで数字を取っていたのだが、15000発のところは普通に忘れていた。

結局は17500発打ち込んで11.6/1000円。我慢の限界を迎える。

詳しくは下にデータを載せたのでそれを参照して欲しい。ついうっかりヤクモノに夢を見たり、鳴きのウワムラに希望を見たりしただけで、結局はすべて幻想だったのだろう。僕の選択ミスが濃厚となったところで投了。

なんだかんだで時刻は18時。人の話はちゃんと聞いておいて損は無いのだな…帰ってビールを飲みながら録画したドジャース戦でも観ることにするか。

この機種はパーツ分け出来るので、その確率さえわかればおおよそのヤクモノ確率を出すことが出来る。ではどこのパーツがわかれば良いのか？

＊スペシャル率(右回転体へ行く玉の確率)

＊正面回転体突入率

この2つの確率がキモになる。回転体にもクセがあるにはある。ハズレ穴に2個乗るような台はあまり良くはない。

しかし、ほとんどの台は赤穴も青穴も1/8.3〜1/8.5くらいの間に収まると思っている。あ、一応…色穴はハズレ穴より小さいので1/8では無いからね。

それにプラスして2チャッカーの2開放目。ここで拾われた玉はトンズラープレートが出っ放しなのでほぼほぼ正面回転体へ突入する。なのでヘソの重要度はトキオなどと比べたら高くなる。

ちなみにネカセの影響で「スペシャル率(右回転体へ行く玉の確率)」「正面回転体突入率」のファクターは変わってくる。更に、トンズラープレートとおだてブタギミックには攻略に繋がる特殊な仕様が隠されている。

その2つに関してはパチンコスロマガモバイルで詳しく書いたので、ご覧いただきたい。

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【知れば100倍面白くなる
おだてブタ2 役モノ解説】
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簡単な様に思えて、ムラが絡むと印象が全く変わってしまうのがこの機種の特徴か。全般的にはそこそこに甘いと言えそう。意外と面白味のある台だとは思っている。