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お客さんも打たない上に利益確保どころか赤字を垂れ流す機械【超甘い機械が世の中に出る理由】

お客さんも打たない上に利益確保どころか赤字を垂れ流す機械【超甘い機械が世の中に出る理由】

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"甘い機械"ってどんな台?<後編>

※本記事は<前編>の続きです。未読の方は、まずこちらからお読みください。

 


 

前回は冒頭「P牙狼GOLD IMPACT」が現行機種の中でひと際甘い、と書きましたが、今回は冒頭の余談として「P大海物語5」について少し触れてみます。

 

海物語シリーズは長らく愛されたシリーズで、年配層のユーザーがメイン客層となっています。となれば、止め打ちや保3止め等のユーザーを想定するはずもなく変動秒数も全体的に短くガンガン回るため、ストレスなく遊技が出来るように、元々のゲージ構成を甘くし甘目に運用をしてもらうことで中長期で稼働してほしいという願いがメーカーにはあります。

機械の設計は、打ち手や目的のターゲットをしっかりと定めて進めることが多いため、そのあたりを踏まえると実はユーザーが付け入る隙が生まれるとも言えます。

P大海物語5
P大海物語5(三洋/2023年2月)

<スペックを考える開発者の心情>

さて、今回も前回の記事に続いて甘い機械辛い機械について書いていきましょう

 


 

ユーザーからみた時に「非常に魅力的なスペック」はどうしても甘くなることが殆どです。たまにネットなどで「俺が考えた最強スペック」みたいなものを「このスペックは甘すぎて無理だろ」的な突っ込みと共に見かけることがありますが、理想を詰め込むと甘くなりすぎるというのはどうしても否めません。

 

一方、開発者はどうでしょうか。開発者と言ってもメーカーに所属しホール向けに機械を作っていますので、ホールが利益を稼げる機械を作らねばなりませんが、反面「自分の作った機械はユーザーに受けて欲しい」という思いは人一倍強いと思います。メーカーに所属しているとはいえ、開発者の殆どはホールと接する機会はなく、ユーザーの意見に接することが多く、自分の作った作品ともいえる機械を多くのユーザーに楽しんで欲しいという思いを持っています。そのため、開発者は「ユーザー目線で非常に魅力的なスペックだけど、ホールもしっかり利益確保ができる」スペックというものを日夜考えるわけです。開発者であると同時に、一ユーザーでもあります。自分の作った機械すら打ちたいと思えないスペックが、多くのユーザーに受け入れられないと言うことは誰よりも開発者自身がわかっていると思います。

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<それでも超甘い機械が世の中に出る理由>

甘すぎるとホールが使えない機械に、辛すぎるとユーザーが辛すぎる機械になるので、その落としどころは難しく、殆どの機械が同じようなボーダーになる理由でもあるのですが、たまにP牙狼GOLD IMPACTのように非常に甘い機械がリリースされることがあります。その理由は以下の2つに集約されると思います。

 

① 長期稼働を狙っている

甘すぎるとホールは使えないと言いましたが、一方で甘すぎる機械はユーザーが殺到するという側面もあります。具体的に挙げるなら「パチスロディスクアップ」などが好例じゃないでしょうか。フル攻略であれば設定①でも出率が100%を優に超えるディスクアップはホール側の目線からしたら甘すぎて使えない台と言われても過言ではありませんが、ホール、ユーザー共に長く愛されている機械です。これはホール側が集客を目的としたり、1日の利益は少額でも長期間設置することで、機械代の削減や長期での利益確保などが可能なため、甘すぎてもホール、ユーザーが双方に満足しているという一例ですね。

 

② 単純な設計ミス

開発者とはいえ人間ですので、ヒューマンエラーは0ではありません。過去には、開発者の想定より市場で甘く出すぎてひっそりと回収になった台もあります(気になる方はググって調べてみてください)。パチンコはパチスロに比べスペック構成がシンプルなので、スペックをミスるというよりは、想定よりも役物が甘すぎる、ゲージ構成が甘すぎるといった内容が多く、パチスロはスペック構成が複雑で計算ミスによりスペックそのものが甘すぎるというものがありました。

 


 

①の長期稼働を狙うためにわざと甘くしすぎるというのは理想的なのですが、そのメーカーリスクというのはかなり高く、ホールからすると1台数十万円の機械を購入し「お客さんも打たない上に利益確保どころか赤字を垂れ流す機械」となった場合に、最悪損害賠償まで発展しかねません。

メーカー側も毎機種勝負できるわけではなく、長期稼働が狙える機械で勝負に出ることがありますので、そのあたりの視点でも機械を見てみると意外な発見があったりするかもしれませんね。

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今回はココまで!次回更新は2023年3月13日(月曜日)公開予定です!


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