
◎2025年11月度 パチンコ・パチスロユーザーアンケートにご協力ください!
👇ご回答はコチラへ👇
https://questant.jp/q/G21OPT9L
※外部サイトへ遷移します。
[チャンスメイトからのお願い]
約3分程度のアンケートです。今月も回答いただいた方の中から抽選で5名様にデジタルギフト券1000円分が当たります! 締切は11/18(火)までとさせて頂きます。皆様、よろしくお願いいたします。
開発に5年も6年もかかる機械が少なくないってマジ!?
現役開発者、チャンスメイト荒井氏による「パチンコ開発とXXの事情」。過去の記事はコチラからどうぞ。
パチンコ、パチスロの開発は最低でも2年ほどかかると言われています。開発期間が長くなると、5年や6年かかる機械も間々あったりします。そこには、遊技機開発特有の話やメーカー内部の話など複雑に絡み合っています。本日は、そんなパチンコパチスロの機種開発期間について深堀していきたいと思います。
機械開発で最も重要である「企画書作成」
まず、遊技機を作る最初の段階としては企画書制作になります。これは、機械の根幹となるコンセプトを設計し、その後の機械開発における柱となるものです。
例えばですが、ドラゴンボールの版権を使ってパチンコ台を作ろうとした場合(現実的にはほぼ不可能な話ですが、フィクションとしてお楽しみください 笑)、通常時はドラゴンボールを集める冒険演出にしよう。そして、右打ち中に関しては天下一武道会にして歴代のライバルキャラたちと戦って勝てば継続、負ければ終了みたいな内容にする。……なんて設計した場合に、おのずと演出やスペックは想像できませんでしょうか?
通常時:冒険演出
その① それぞれのストーリーにて(基本的には)ドラゴンボールを手に入れたら大当り
その② ドラゴンボールを集めれば集めただけ信頼度が上がる、7個手に入ったら大当り確定
その③ ドラゴンボールを集めてシェンロン出現で大当り
こんな通常演出の方向性が見えてきそうですよね?このように、最初のコンセプト設計をしっかりと定めることで、必要な演出等々がしっかりと想像できるようになってきます。また、版権を取得するタイミングでもこの資料は必要になります。なぜなら、版元に「どんなパチンコ台になりますか?」といわれたときに説明が必要になるからです。あなたが版元だったとして、どんなパチンコ台になりますか?と聞いた際に「今から考えます」という方には決して大事な作品を預けるようなことはしないでしょう……。
企画書というのはシンプルなのですが、機械開発において最も重要だといっても過言ではないため、1日や2日で完結するものではありません。もしかしたら、素案としては数時間で完成するかもしれませんが、それだけでは不十分です。内容の精査やブラッシュアップ、また役員や版権元への説明資料としても使用するため、見た目にもこだわる必要があります。私の感覚では最低でも1か月、下手すれば数か月制作にかかることもざらにあります。
そんな企画書を制作した後は承認フェーズに移行します。役員や版権元を含めた関係各所に説明する期間が必要になります。ここは会社や関係者によってもまちまちですが、2,3ヶ月かかることも珍しくありません。そう考えた場合に、企画書のOKが出るまで半年以上かかることもよくありますし、なんならここで1年以上時間を使うことも…
そして、企画書が完成すると、それに応じて各種演出やスペック、内容に関して詳細を詰めていく形になります。リーチは何種類あればよいか?また通常時の予告は?右打ち中の仕様は?敵キャラは何体必要か?それによって、必要な開発素材の物量が変わってきます。
ここは、企画書から詳細を詰めていくための仕様書制作フェーズとなります。コンセプトは固まっているためリアルな内容に落とし込むだけといえばだけなので、最速で1か月、大体は2ヶ月~3ヶ月ぐらいで完成を目指します。
仕様書が完成すれば制作しなければならないものは確定しますので、ここで本格的な開発がスタートとなります。
前編はココまで!次回(後編)に続きます!
◎あなたの「質問」に現役開発者が答えます!
パチンコ・パチスロ開発の表も裏も知り尽くしたチャンスメイト荒井氏が、あなたの質問にぶっちゃけ回答しちゃいます!
★★★★★★★★★★★★★★
コチラから送ってください!!!!!
★★★★★★★★★★★★★★
※ご希望の方はペンネーム・年齢・性別をご記入ください。本名での掲載は致しません。
※メール等での返信はいたしません。


