時代というかなんというか、発信源が雑誌からWEBやSNSへと移行した事に伴い、読者さんからの意見というモノに触れる機会がかなり増えました。

そこにこんな意見が多く見られます。

・山ちゃんはヒキが強いですよね
・山ちゃんはトータルで上振れしてると思います
・ヒキの弱い僕では〜〜〜〜
・僕はヒキが弱いので〜〜〜〜

パチンコで勝つ事を目指す人なら、ここは一度しっかり見つめる必要があるなと思ったので、今回はこれについての考え方の矯正を。

まず前者2つの意見への回答は、「正確には分かりません」です。

【ヒキ】というモノがそもそも何なのか……という【ヒキの定義】から説明しますね。

パチンコにおいて確率以上に当たっていれば「ヒキが強い」のでしょう。

初当り？
突破率？
連チャン率？
当たるタイミング？

どれが強いと「ヒキが強い」なのか？

どのバランスで強いと「ヒキが強い」なのか？

小当りラッシュなんかだと、ハマった方が「ヒキが強い」のか？

これがよく分からないから「勝っている人はヒキが強いんだな」と短絡的に考えてしまいますよね。

これの解を求めるには【期待値】という言葉が活躍します。

ここでは何度も出てきますが、【期待値】とは「その台で確率通りに当たった場合に獲得できる、もしくは減ってしまう玉数を金額に変換した数値」です。

そう、「確率通りに当たった場合」の数値なんですよ。

【期待値】というモノをキッチリ把握しているプロ連中にとっては、こんなのとっくに答えは出ているんです。

さて、それでは僕はなぜ自分のヒキが強いか弱いか分からないのか？

期待値を毎度毎度計算している訳ではないからです。

というかむしろ期待値計算のやり方がよく分からない場面も多いからですね。

等価なら問題なく計算出来ますが、例えば33個交換店で「ぱちんこ新・必殺仕置人S」の20回/千円の台を18時から現金で打つ場合の期待値は？なんて質問、イマイチ答えられないです。

なので、自分の年間稼働内容と年間収支を体感でザックリと比較するしか【ヒキ】と向き合えません。

その回答で良ければ僕は、「ヒキは強くも弱くもない」と思います。

が、正確に……と問われると、「分かりません」となります。

映像や実戦コラムでは勝っているように見えるかもしれませんが、僕自身の感覚では、「ヒキは普通」です。

後者2つの意見は次回取り扱おうかと思います。