今回はタイミング的に『Pミリオンゴッド-一撃-』を書くつもりでいた。先週（5月9日から）の新台なのだから、動き回っていたら流石に締切りまでには一度くらい座っていられる台に巡り合うことが出来るだろう、と思っていたのだが…

新台導入から10日程経ったにも関わらず、結局一度も納得の行く台を見付ける事が出来なかった。

探し方がぬるいと言われたらたしかにそうかも知れない。台は有るのだから期待値度外視なら打てないという事は無いのだが、それはそれでこのコラムの趣旨とズレる。

一応少しだけ打ったので、今回の実戦とは全く関係無いのだが軽く解説をしてみる。

パーツ毎にバラして考えると、天空の門突破率（電チュー）とメデゥーサの砂時計突破率（左役モノ回転体）は仕組み上どの台も変わらないだろう。ちなみに天空の門突破率は、電チュー開放時間から推察すると1/5より少し悪い。

問題は一番上の天空神殿と、最後のトキオ的な最終王座の間。これはそれなりに台ごとの差が出てきそうに思える。

もしかしたら、こんな動きは良い？

台のネカセで言えば、天空神殿と最終王座の間の回転体に関しては起きている方が良さそうな気がしている。最終王座の間の、チャンスルートから回転体に入るまでの動きは寝ている方に分が有る様にも思える。単なる予想でしか無いが、今はその辺を込み込みで考えると、少しは起きている方が良さそうな気もしている。

メデゥーサの砂時計に行く前、フリーズからの当りだけはまだよくわからないが、パーツごとの確率から考えるとそんなに甘くはならないと思っている。良い台でも初当り確率が飛び込みに対して1/200を切ったりはしないのではないだろうか。悪ければ1/300は超えそうに思えるのだが…!?

出玉関係で言えば釘状況次第では有るが、5回ワンセットで4600個くらい。「パチマガスロマガモバイル」に載っている平均連チャン数の6.25回が合っているのなら、平均出玉は5750個と見做せる。

印象としては『P天龍∞2』を少しソフトにした感じ。

諸々から考慮すると、とりあえずは1000円で15個くらいの（天空神殿への）飛び込みから試してみたいところだ。しかし都内の現状だとそれはなかなか厳しい。ゲージは悪くは無いので、還元に回るターンを見逃さない様に気を付けたい。

稼働した訳でも無いのに長々とミリオンゴッドの事を書き連ねたが、今回打った機種は全然関係の無い、まさかの『Pうまい棒』。

攻略要素が少なく、僕としてはそんなに本腰を入れている機種では無かったのだが、パチンコというものは状況次第のところが大きい。客付きも少し落ち着いてきたが、まだまだ人気は有るので店としてもテコ入れの積もりもあるのだろう。強めの店では打てる機会が出てきた。

とは言え、1週間近く放置されているお目当て台のベースは1.5回転/千円程度。1.5回転/千円だと持ち玉時給で2400円程だが、現金時給になると1000円を切ってしまう。なので貯玉では打つが、貯玉が無くなったら他の店を見に行くという腰を半分浮かせた様な立ち回りで2回打った事が有るのだが、果たして今日は!?

今朝も開店から入場して店内の状況を見回るが、残念ながら良化した台を見付ける事は出来なかった。そんな訳で保険の『Pうまい棒』へ。貯玉だけ…もしくは現金投資は午前中一杯くらいまでの気分で打ち始めたのだが、展開が素晴らし過ぎた。

ポンポンと当たって午前中で2万発以上の出玉が出来てしまった。こうなると僕の様な打ち方をしている人間は、経過に対する感想というものが全く無くなる。

特に期待値が高い台でもないし、玉が無くなれば帰れば良いだけだ。途中ハマリもあったが無事最後まで打ち切る事が出来た。最終出玉云々よりこれが一番ありがたい。店回りをして下手の横好きよろしく、また『Pビッグポップコーン』で負けずに済んだ。

攻略要素がほとんど無いとは言ったが、僅かばかりのお得な打ち方はある。初当り後の大当り2、3セット目は電チューが閉じたら1個打ち。これを繰り返せば微増はする。

チューリップでは無いのに電チューとは!?

大当り3セット目が終わって、残保留演出の「おまけチャンス」が始まったら左打ち。メモリー（保留）を1個だけはつけられる。

これで1日10時間稼働で1000発くらい打ち込みが上がる。

左上点灯が保留1個
右下点灯が保留2個
左上点滅が保留3個
右下点滅が保留4個

左打ちスタートの保留を1個付けて、それが電チュー保留消化直後に当たった事が一度有るのだが、そのヘソの保留が当たるかどうかは電チュー入賞分の保留を全て消化するまでわからなかった。

もし判別が付くのならヘソで2個以上保留を付ける事が可能なので、さらに打ち込みが上がる。打ち込み数が上がるので、勝てる台ならば期待値が微増するのでもう少し嬉しいのだが…。

しかし改めて書いてみるとやっぱりショボい。攻略要素とはとても言えない。でもやらないよりはやった方が良い。

そんな事よりもこの手（役モノ系）の機種はベース判別が難しい。なのでどのくらい荒れるのか、役モノのパーツごとにどのくらい良くなるのか悪くなるのか…を情報として押さえておくという事が、うまい棒を攻略する為の要素とも言える。

ムラの出方として、1万円ごとの各種累積なども載せておく。2万円目が抜けているのは、大当りセット3回目終了後に保留を付けるべく打ち込んでいたら、2万円目のところを通り過ぎていたので無し。回転数以外は10万円分まで。

ちなみに僕はいつもならヘソは1万5000発、回転体到達は2万5000発までで計測はやめている。理由は面倒臭いから。

●トータル回転数
13万2000円で202回転

このデータを見ると、初見の台なら1万円でやめてしまう可能性も高い。データ把握が無いと、なかなか大変な機種だと思う。

もちろん台の状況次第ではあるのだが、僕が打った台は時間1万4000円分の打ち込みがギリギリ入らないくらい。1.6回転/千円を超えるなら、1日で取れる当りが増える事を考慮して、時間1万3500円分くらいとして見ておくのが良いだろう。

この数字は『Pすしざんまい』よりも打ち込みスピードは速い。『Pホー助くん』よりももちろん速い。『P yes! 高須クリニック』なんかも似ていると思うが、まだ1日打ち切った事が無いのでわからない。ちなみにミリオンゴッドなら多分1万6000円前後は入ると思う。

最後に、この辺の機種は1日単位だと荒れるので、3日分くらいからのまとまったデータで見ていくのが無難。データは多ければ多い方ほど安心。