はじめに
虚心坦懐のGoing Underground、第93回。
今回は、2001年頃のお話。
パチンコは初当り確率1/315、1/2ループタイプが主流で、「CR天才バカボン(大一)」が大ヒットしたこともあり、様々なタイアップ機が登場した。今では、タイアップメーカーが変わってしまった「CRうる星やつら(奥村)」「CR巨人の星(高尾)」「CRあしたのジョー(奥村)」「CRヤッターマン(平和)」「CRじゃりン子チエ(藤商事)」「CRFストⅡ(SANKYO)」「CR釣りバカ日誌(Sammy)」などの初代が登場した。
パチスロはAT機が覇権を握る中、大量獲得機として「デカドンちゃん2(アルゼ)」「オオガメラ(ロデオ)」「美麗(バルテック)」「功夫烈伝(山佐)」などが登場。また、裏モノも芳ばしく、「トップガン(DAIDO)」「トムキャット(オリンピア)」などがバイアグラでも注入されたかの如く元気になっていた(笑)。余談だが、当時「レースクイーン2(オリンピア)」のART「ORT」は何の略か!?で仲間内で話題になったのだが、正解が「リプレイタイム」の略ではなく「オリンピア・連チャン・タイム」の略であったことには驚かされた(笑)。
そんな中、4.5号機の指標となるべく、ストック機能を搭載した「スーパーリノ(山佐)」も登場した。
「スーパーリノ」とは!?
設定1~6で、BIG確率1/303.4~1/240.9、REG確率1/606.8~1/364.1、機械割94~112.7%の4号機Aタイプパチスロ。
本機は、「サイレントストック機能」を搭載した機種。ボーナスを引くと一旦、RT(※見た目的にリプレイは揃わない)に突入し、ボーナスはストックされ、規定ゲーム数、または、純ハズレでボーナスが放出された。そして、この機能を利用し、攻略法だらけだった初代「リノ」(→リンク)を彷彿させる5G連チャンを実現させていた。
攻略法の内容
前に当コラムで紹介した「大ヤマトA」(→リンク)の元になった攻略法で、ストックの有無を判別するというもの。
《手順》
①左リールに下記のどちらかを狙う。
・「赤7・赤7・BAR」の「BAR」を中段~枠下狙い。
・「コイン・ドル袋・コイン」の「ドル袋」を下段ビタ押し。②「スベリ→小役揃わず」の回数を数える。
・約1/50ならストック→有
・約1/20ならストック→無
…という具合に、ある程度回っている台で目押しをし、ストックの有無を調べ、ストックがあれば解除されるまで打つ、というもの。
攻略法の出所
この機種を早い段階から「強制解除できないか!?」と踏み、実機を数人で保有していた攻略系プロの方からいただいた情報。
ボーナスのストック後は、リール制御に変化があることに気づいたのがきっかけ。
結果、この機種での強制解除はできなかったが、後の某機種で………。
ストック無し判別が遊技するまでもなく可能に…???
導入当初は稼働もあり、かなりお世話になれた。ただ、こちらの機種、後に登場するストック機とは異なり、設定変更でもストックが消滅してしまう内部仕様となっていたため、虚心も周りのプロ達も、ストックのほぼないであろう朝イチなどはとてもじゃないが触ることはなかった。ある意味、完全なハイエナ向きの機種だったのだ。
このことにより、この機種は"当日誰かが打ってくれてはじめて美味しくなる機種"であったため、導入からしばらく経ち稼働がなくなると、全く打てる状況ではなくなった。
やがてほぼ稼働が無くなり、稼働がない=そもそもストックが無い、という状態が打つまでもなく分かってしまうようになり、ついにはホールから姿を消してしまった。しかし、この経験は数年後、倍返しくらいで「大ヤマトA」攻略に繋がった。ただ、両機種とも終焉は全く同じパターンだった(笑)。
この機種の告知が非常に気持ち良かったのは、今でもよく覚えている。因みに、この原稿を書こうと思ったきっかけは、スマスロコーナーが賑わう中、「リノヘブン」のシマだけは、「スーパーリノ」撤去前を彷彿とさせるように客付きがイマイチなのを見て思い出したという…(笑)。
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