(前編からの続き)

しのけん(以下・し)『良い台や悪い台の挙動はどうだったか？　感覚や記憶だけでなく数値化すると今後の実戦で比較出来るから』

担当(以下・担)『とは言え、今後パチンコ打つ機会ほどんどないじゃないですか(笑)』

し『ぶはは、まぁそうなんだけど、パチンコメインの知り合いもいるからさ。そういう人に「この前これくらい差玉が出たニュートキオはこんな感じのデータでしたよ」って教える事出来るし』

担『なるほど。持ちつ持たれつな感じですね』

し『ハネモノとか役モノ搭載機って、デジパチとかと違って明確な大当り確率が存在しないから。概ねの大当り確率はあるだろうけど。また役モノで物理的に大当りへ導く訳だから、個体差も微差ながら存在するだろうし。そういう個体差を把握するためにもノーマルルートからのＶ入賞率や、スペシャルルートからのＶ入賞率等はメモったほうが良いのかなって』

担『個体差とかやはりあるんですね？』

し『それは間違いなくあるよ。だって自分が大昔に連日打っていた「初代ファインプレー」は、他の台ではヒットルートからのＶ入賞がほとんどなかったのに、自分が打っていた台だけヒットからのＶ入賞がしょっちゅうあって。そのお蔭で１チャッカーに玉が止まるくらいに厳しい状態でも日当２万くらいになったからね(笑)』

担『そんな初代ファインプレーを昔は毎日のように打っていたとか(笑)』

し『自分がスロマガで連載始めて１年半後くらいかな。年代で言ったら1997年。4号機の「トリコロール96」をメインに打っていた頃に、そんなクセ強の初代ファインプレーを見つけちゃって』

担『パチスロ打つより良かったんですか？』

し『その頃のスロはAT機とかなくて、ノーマルタイプか裏モノしか存在しない時代だったから。そんな頃に3円無制限の店で確実に日当が3万円以上になるハネモノがあったら、そっちを優先しちゃうよね』

担『その結果、スロを打たずにハネモノを』

し『1ヶ月のうち28日くらいこのファインプレー打って残りがトリコロール。これだけで月収100万くらい行ったから(笑)』

担『そりゃ打ちますね(笑)』

し『で、そんな日々を正直にスロマガの連載で書いたら、読者から「お前はスロプロなんだからスロを打てや！」とクレームのハガキを何枚か戴きまして』

担『熱狂的な読者さんですね』

し『いやでもありがたい意見だよね。「そういう役割として見られているんだな」って事を再確認出来たから。で、その後少しずつ、パチとスロの稼働比率をほぼほぼパチスロオンリーに変えていった感じだね』

担『しかし今回またパチンコ打っちゃいましたね(笑)』

し『でも打つモノを偏らせる必要はないと思うんだよね。これはいろんなところで発信しているけど、パチやスロで生活するなんていう、しょーもない生活している人は、「ホールに存在する期待値はしっかり活かすべき」だと思うもん。決して楽な時代じゃないし』

担『パチンコライターでもパチスロライターでも、プライベートではパチとスロ両方打っている方多いですもんね』

し『そっちのほうが、ホールに存在する楽しい台を多く経験出来る訳だしね。自分はさっき言ったような過去があるから、自分の役割が崩れない程度に徹底しているだけ』

担『たまには今回のようなパチンコ実戦も見てみたいですけどね。源さん実戦とか(笑)』

し『収録とかでネタ的にやるのは面白いかもだけど、プライベートではやりたくないな(笑)。でも今回のニュートキオみたいな感じで打つ機会に恵まれたら、忘れた頃に日記にするかもね。まぁ次いつになるか分からないけど』

担『スロマガというパチスロ専門誌でのパチンコはタブーかも知れませんが、今はパチマガスロマガFREEという双方を扱ったサイトでの連載ですから、編集部としては断然ウエルカムです！』