※『覆面パチンコ業界人T.,Kの忖度はナシの方向で』過去の連載まとめはコチラから。

世の中には数多くの忖度が溢れています。パチンコ・パチスロ業界も然り。

このコラムは、そんな業界の中心部に身を置く1人の開発者が、色々なしがらみを振り払ってお届けします。

最新機種や人気機種の秘話、メーカー関係者ならではの裏話まで。

もちろん忖度はナシ…の方向で。

やぁ。

T., K. だよ。

梅雨に入りましたね～

とか言ってこの記事書いてる土曜は30℃越えて夏日なので、前日のざんざん振りから一転して初日で梅雨が明けた感覚になってしまってます。

この季節は春になり始めの時とまた違った寒暖の上げ下げで体を壊しがちなので、皆さんも気も付けましょう。

特にホールさんが先行してグーラーガンガンだったりするので結構きついっすね……。

さて、今回のコラムでは8月以降に出てくるパチスロから個人的注目の機種を取り上げたいと思います。

あの、ですね不勉強ながら私はこのD4DJっての全く知らなかったんですよね。

「DJ」をテーマにしてゲームアプリやアニメ・ライブなど幅広く展開しており、今回はメディアミックスの一環としてパチスロにも登場ってことのようなんですが、まあゲーム性については「ガールズバンド」モノと捉えておけばOKかなと。

私が注目したのはスペックの作りでして、まず大当りについては北斗やモンキーなどと同様に「直AT」タイプ。メインルートになるのは規定G数ではなく、CZクリア（約40％～70％の3種類で平均成功率約30％）によるもの。CZ出現率自体は約1/100とのことなので、比較的容易にチャンスの入り口や大当りには立てそうな感じ。

これを踏まえたAT初当り確率が設定1で1/270.5、設定6で1/191.3と1の数値がスマスロの中ではかなりの軽い部類と思います。

ここまでは、「こうあって欲しい」という一部ユーザーの想いを全て用意した感覚があります。

ATは１SET30Gで純増は約1.3枚、疑似BONUS中は約4.3枚になりそれを絡めて増やしていくという内容なので、ボナの絡み方の塩梅次第ではちょっとパンチに欠ける不安感は有るんですけど、最大の面白みはそのSETごとに6つの音楽ユニットごとのAT性能が変化するというところ。高継続や継続報酬特化型、技術介入があるなどかなり多彩。

しかもこれまでにあまり見たことないのだけど、

“1～4SETまでランダムに音楽ユニットが登場した後の5SET目には４SET目までに登場した全てのユニットが「フィナーレ」として参加する”

というものらしいです。

現状でツラヌキや上位AT的な存在の情報を掴めていないのでその辺りがどうか？とは思いますが、コイン単価2.6円という所に一つの可能性「スマスロだからって荒い必要性はない」という強い意志を感じて、それを出してくるのがPメーカーの京楽さんであることに期待と応援の心を込めたいと個人的に思いました。