君はベンツ小林を知ってるか?
世の中に「安泰」というものはほとんどない。34年の歴史がある「パチマガ」が休刊となり、本サイト「パチマガスロマガFREE」へと移行した。この原稿が俺の連載第一回目となるわけだが、ここまで書いて思い出したことがある。俺にも「これで安泰かな」と思える時期があったなと。
俺がパチマガで寄稿するようになった22年ほど前、当時は「ベンツ小林」という人気ライターが所属していた。若い人は知らないだろうが「パチンコといえばベンツ小林」くらいの知名度だった。それゆえパチマガでのページはもちろん、漫画誌・一般誌・メディアからの取材はほとんどが氏への依頼となる。そこで俺は思った。「〇〇といえば〇〇」という存在になれば勝ちだなと。
ライターとして道を見いだす
で、思いついたのが「釘」。これを勉強して「釘といえば和泉純」という存在になろうと考えた。ちょうど良いことにその時単行本の話があったので、実機打ち込み実験で釘の真実を解明する企画を提案することに。こうしてできたのが「釘本」(2002年発刊)というわけだ。そこからはトントン拍子。他誌も含め同じようなことをやるライターがいなかったこともあり、手前味噌ながら何年か後には狙い通り「釘といえば和泉純」という存在にちょっとはなれたと思う。思えばこの時ばかりは「安泰」を感じていたかもしれない。
ところがである、それから次第に世の中は「釘」の扱いに厳しい時代へ……。仕事は激減し、現在のライター収入はピーク時のなんと10分の1ほどに。ホント、予想外の展開だった。徐々にそうなっていったからあまり被害者意識がなかったが、これってけっこう運悪ぃなw ただまあやっぱり「安泰」なんてことはないってことだよね。
パチンコ生活者は安泰なのか?
こうして現在はほぼパチンコ生活者に戻っているわけだが、じゃあパチンコで勝っていくことは安泰なのだろうか。いや、これもわからんぞ。少なくとも32年間は続けてこれたけど、稼ぎは減る一方。まだ独身で暮らしていくぶんには困らない程度いけるが、もはや「結婚して嫁さんと子供を養う」なんてのは無理。この連載ではこの先、今回のような「コラム」的な原稿と実戦日記を交互に掲載していく予定だが、もしかしたらパチンコ生活者の終焉を目の当たりにすることになるかもしれない……。いや、もとい。そうならないよう地べたを這いつくばって頑張っていく様をお伝えしていくつもりだ。今後の展開をお楽しみに。
釘言実射編:P大海物語4スペシャル
スルー周辺
アマめ。マイナス状態にさえなってなければ、電チュー開放ごとの止め打ちが可能。致命的な玉減りにはならない。ちなみに、比較対象となる『CR大海物語4』が近くのホールにもう無いので確認できないが、ここのゲージは『CR大海物語4』よりもアマくなったと思う。
ヘソ周辺
アマめだが、『CR大海物語4』と根元のゲージが同じだとすると、戻し玉数が4個から3個に減った分カラい。ちょっと目線を上げて台選びしなければならない。ちなみに、通常時も小デジ停止で一瞬電チューが開いて入ることもあるが、それで補填できるほどではないと思う。
寄り周辺
脇のこぼしは特にこぼれやすいので注目。ヘソが3個戻しということでトータル的にゲージはアマくない。できれば矢印のようなプラス状態が好ましい。