※パチマガの計算番長「アラプロ」による『パチンコ正攻法』過去の連載まとめはコチラから。

前回の予告通り、今回は1万日シミュレート結果から「連敗」について分析していきたい。

シミュレート条件は前回と同じ。

【P大海物語5】
貸玉4円・等価交換
ボーダー…±0回転
12時間実戦×10000日

1日あたりの平均収支はマイナス100円と、おおむねチャラに収まっている。期待収支が±0円の台を打っているのだから当然の結果だ。

1日あたりの勝率は約46%と前回書いた。逆をいえば「負ける確率」は約54%となる。この54%が連続して発生するのが、すなわち「連敗」という現象を意味する。

1万日のうちマイナス収支だった日は5420日。

うち連敗せず1敗だけで終わったのは1163回。そして2連敗以上したのは1329回あった。以下、2連敗以上の内訳を見ていただこう。

2連敗 577回
3連敗 362回
4連敗 172回
5連敗 89回
6連敗 63回
7連敗 42回
8連敗 10回
9連敗 11回
10連敗 0回
11連敗 3回

1万日シミュレートでの最高連敗は11(3回)。やはり気になるのはその11連敗でどれくらい負けたのか、ということ。

結果の1つを見てみよう。

4112日目 -31500円
4113日目 -20000円
4114日目 -15000円
4115日目 -28000円
4116日目 -37500円
4117日目 -43500円
4118日目 -2000円
4119日目 -1500円
4110日目 -11000円
4111日目 -1500円
4112日目 -74000円

計 -26万5500円

軽微な負け日が3回あるため、11連敗の割には少ないダメージで済んでいる。それでも痛すぎることに変わりはないが、もっと少ない連敗で大きな負けを喫した箇所もある。

たとえば6474～6482日目は9連敗で52万7500円負け。

また、7491～7528日目(38日間)は12勝26敗と負けが多く、7連敗と8連敗が含まれている。この38日間トータル収支はマイナス108万5000円とひどい結果だ。大きな連敗ばかりに目が行きがちだが、このような中規模連敗が飛び石でやってくるパターンだってある。

たとえ週1～2回しか打たなくても、打つ台や機種を替えても、夕方から短時間でヤメてしまうような打ち方をしても、この38日間のような長い不調機は誰でも遭遇する可能性がある。その場合、不調期は数ヶ月～数年間にわたって細切れになってやってくることになるのだ。