
はじめに
虚心坦懐のGoing Underground、第70回。
今回は、2000年1月頃の、ほんの数日のお話。
パチンコは初当り確率が約1/315で、確変1/2ループタイプの99基準機が主流で、徐々にタイアップ機が増え始めた時期。そんな中でも、「CRお天気スタジオ(平和)」「CRドッカー(豊丸)」「CRおばけらんど(西陣)」「CRメタルショック(高尾)」「CR私がマコちゃん(竹屋)」など、メーカー独自の色を出したユニークな機種が続々と発表された。また、2000年に因んで、「CRタヌ吉2000(京楽)」や「CRエキサイトジャック2000(ニューギン)」なども登場。現金機では、セグなのにタイアップ機で、「アチョー!」の声と盤面の写真しか使われていなかった「ブルース・リー(銀座)」が虚心はお気に入りだった(笑)。
パチスロは、下半期になるとART機やツインBIGを搭載したマシンがこぞって登場するが、上半期は従来のA400タイプが主流。この年は「グランシエル(アルゼ)」「ポルカノ2(ECJ)」「カンフーレディー(山佐)」「ターミネーター(IGT)」「ルパン三世(平和)」など、技術介入できる機種が多く登場した。また、「ロッキー(高砂電器)」や「ビーキッズクラブ2000(オリンピア)」のように、告知タイプで技術介入度合いの低い機種も登場した。
そんな中、「スターゲートX(テクノコーシン)」も、ひっそりと姿を現わした。
「スターゲートX」とは!?
設定1~6でBIG確率1/364~1/241、REG確率1/585~1/420、機械割92.5%~108.4%のA400タイプの4号機パチスロ。リール間ランプとデジタルが演出面を盛り上げた。

攻略法の内容
まさに、過去の「ジャックポット」(→リンク)の攻略法の再来であった。本機は、乱数の周期に著しい偏り、、、というか、ボーナス&小役乱数の塊があった。そして、その抽選が一周約4.1秒、、、。つまり、フルウエイトで回した時の時間とほぼ同一なので、一度小役が揃ったら、その後、フルウエイトで回すだけでボーナスの乱数に近づいていき、当りを簡単にゲットできてしまうという、、、。「CRウエスタンヒーローA」(→リンク)同様、体感器など使わずともボーナスを狙い打ちできた。
《手順》
① ウエイトをかけずに小役成立まで打つ。
② 小役が成立したら、そこからフルウエイト&ボタン連打で高速消化。
③ 演出に邪魔されたり等で、ウエイトが切れてしまったら①へ戻る。ボーナスが成立した場合も、消化したら①へ戻る。
…と、こんな感じで、ホールでも違和感なく、攻略法を使用することができた。
攻略法の出所
元々、乱数に関しては「ジャックポット」の時からプロ仲間内の誰かしらが必ずチェックしていた。しかし、こちらの機種に関しては「独自の抽選方式で連チャンを実現」とメーカーが大々的にうたっていたこともあったため、かなり早めの段階で調査開始。
当初はスイカを起点としてフルウエイトでボーナス直撃できると予測を立てていた。しかし、いざ実戦してみると、どの小役成立からでも狙えることが判明した!
たった数日間の天国タイム!?
導入初日には掴めたこの攻略法。しかし、悲しいかな非常に設置が少なかったため、虚心は知人プロ達と泊まりがけで設置店のある地方へ遠征した。
初日は、まだ攻略法を知らない人がほとんどであったため、空き台も多かった。しかし、それが3日目ともなると、状況は一変し、明らかに攻略プロっぽい人達で、朝から満席に…。そうして4日目には、シマ全体の稼働が停止となってしまった。
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