※『秋山良人のエナコラム』過去の連載まとめはコチラから。

ハイエナクソ芸人である秋山のような底辺の中の底辺になると、普通の生活をしている方々ですら天上人のように見えるので、さらにその上の煌びやかで優雅な生活をしている方々のことは｢羨ましい｣を通り越して｢ほぇ～｣とか｢ぽけ～｣みたいな文字で表現するのに困る感情で見ています。

そんな秋山でも羨ましいと思ってしまった出来事があったので、まずはこちらをご覧下さい。

こちらは後輩芸人なのに年上の｢ダムダムおじさん｣の石井秀明さんです。秋山と同じマセキ芸能社の芸人でしたが、ずいぶん前に不祥事も起こしていないのに事務所から姿を消しました(自ら消えたのか事務所側から消されたのかは不明…ってことにしておきます)。

そこからは疎遠になっていたのですが、秋山の出ている｢ハイエナto期待値｣を見たと連絡してきたのが数年前、いつの間にか立派なハイエナとなって秋山の前に再び現れたのでした。そんな石井さんから唐突に送られてきた写真が…

こちらです。これをホールで拾ったら…考えただけでも秋ちゃんは興奮してフルエレクトしてしまうほどの一枚ですが、さすがの秋ちゃんも大人の立派なハイエナです。自分で打ってハマっただけの可能性もありますし、何なら据え置き狙いで打ったらリセでしたって可能性もあるので、冷静に次の連絡を待ちました。

実際は数秒から数十秒だったはずですが、秋ちゃんには数時間に感じるほどの長い時間でした。そして届いたメッセージは｢リセの727Gが空いてたんですが罠ですかね｣という…想像の2.3個は上をいく羨ましいを通り越してムカつく文章でした。

しかも追い打ちをかけるように｢番長ZEROの560も空いてたんですがこっちにしました｣という殺意の波動に目覚めるには十分な煽りからの｢○○は今でも全リセで～｣とか｢○○は□□Gでよく落ちてますよ～｣などの煌びやかで優雅なセレブハイエナっぷりを披露され、仏の秋ちゃんと呼ばれた秋山でも石井のチョベリバな行為にMMで、気づけばMK5からのアウト･オブ･眼中する寸前でしたが、一人の大人として…そして一人の先輩として｢今から送るPayPay IDに3万振り込んで｣とメッセージを送りました。

いかがだったでしょうか。このコラムで秋山がお伝えしたかったことは、秋山の器の小ささがお猪口の裏の部分ぐらいしかないということではなく、楽園は存在するということです。

石井のクソ野郎に詳しく話を聞くと、そのホールは繁華街にあり、外国人のお客さんが分からずに止めていくことがあってハイエナ垂涎の期待値を拾うことがあるそうです。実は秋山もこのパターンには何度が遭遇して美味しくいただいていたことがあります。最初に出会ったのはおそらく中国辺りの方々が多い地域で、ジャグラー系に毎日設定が入っていたのですが、その方々はどんなに数字が良くても1回のハマリで止めてしまうので、午後からローリスクでツモれる楽園でした。

他にも何度かありますが、一番美味しく記憶にも残っているのは初代｢沖ドキ!｣の時ですね。たぶん東南アジアの方々が多い地域で、モードＢの可能性が高い台がわんさか落ちていました。しかも、秋山が打っている間にドンドン育ち、秋山が連チャンを取り切って止めると育った台を捨てて秋山の台に飛びついてくるので、秋山がその台を美味しくいただくという永久機関が誕生していました。

今の秋山の周辺にはそのような美味しい地域はありませんが、極稀に客層と機種とホール状況が神がかり的に絡み合い美味しすぎる瞬間があるので、今の稼働に苦しんでいる皆々様は新規開拓に出てみてはいかがでしょうか。もちろん、このコラムを読んで楽園を見つけた方はお気持ちでけっこうですから秋山のPayPay IDに…ここから先は言わなくても分かりますよね？