「○回転以内に当たる確率」や「○回転以上ハマる確率」のような計算方法はこれまでにも説明してきた。

今回は趣を変えて「1000回転まわせば何回当たるか」という数字を出してみよう。大当り確率は1/320、通常時の回転数と初当りのみカウントし、確変・時短中のそれはカウントしないものとする。

1/320の台を1000回転まわすのだから、平均大当り回数は1000/320＝3.125回となる。よって大当り回数３回前後が最も多くなるだろうという想像はつく。

しかし1000回転で一度も当たらない可能性だって当然あるし、逆に10回以上当たってしまう可能性だってないわけではない。実際のところ、どれくらいのムラがでるのだろうか？

0回…4.37% (1/23)
1回…13.71%(1/7)
2回…21.46%(1/4.7)
3回…22.38%(1/4.5)
4回…17.49%(1/5.7)
5回…10.92% (1/9)
6回…5.68% (1/18)
7回…2.53% (1/40)
8回…0.98% (1/102)
9回…0.34% (1/294)
10回…0.15% (1/688)

予想通り、最も多かったのは「大当り3回」。通常時1000回転まわした場合、約4.5回に一度は大当り3回となる。

それに次いで多いのが「大当り2回」だが、出現率は4.7回に一度と「3回」とそれほど変わらない。大当り2回だと出現率は1/500となるので、実際に打っていれば結構苦しい展開だと感じるかもしれない。大当り2～4回が全体の6割強を占めているのだが、裏を返せば4割近くは2～4回に収まらないことになる。

大当り1回の場合、出現率は1/1000となるのでこれまた厳しい展開だが、約7回に一度は起こる計算だ。

大当り0回となる確率は4.37％。通常時1000回転まわした場合、約23回に一度は「大当り0回」になってしまうのだ。

ではヒキ強のケースも見ていこう。

大当り5回以上（大当り出現率1/200以上）となる確率は20.59％（約1/5）。
大当り7回以上（大当り出現率1/143以上）となる確率は4.00％（1/25）。
大当り10回以上（大当り出現率1/100以上）となる確率は0.15％（1/688）。

さすがに大当り10回以上はレアケースだが、7回程度ならば目撃は日常茶飯事であり、自身で体験することもたまにあるレベルだ。