虚心坦懐のGoing Underground、第92回。

今回は、2014年頃のお話。

パチスロは5号機ATの全盛時代。「押忍！サラリーマン番長(大都技研)」「アナザーゴッドハーデス(ミズホ)」「バジリスク絆(エレコ)」「沖ドキ！(アクロス)」「魔法少女まどか☆マギカ(メーシー)」「北斗の拳 転生の章(Sammy)」「黄門ちゃま喝(オリンピア)」「モンスターハンター月下雷鳴(エンターライズ)」「スーパービンゴネオ(ベルコ)」など、さまざまな爆裂AT機が各メーカーより発表された。

パチンコは初当り軽めの「CRぱちんこAKB48バラの儀式(京楽)」「ぱちんこCR北斗の拳5百裂(Sammy)」「CRF.スター・ウォーズ(SANKYO)」など名機が登場。ハネモノでは「CRAファインプレーSP(マルホン)」「CRAシャカRAP(マルホン)」「CRAビッグシューターゼロ(アムテックス)」「CRうちのポチーズ(ジェイビー)」などが登場した。虚心は、某有名キャバクラ店でもお会いしたことのある嬢達が出演する「CRジューシーハニー(sanseiR&D)」に夢中だった(笑)。

そんな中、「CRまわるんパチンコ大海物語3(三洋)」も一風変わった仕様で登場した。

大当り確率1/348.6、大当り出玉は約1310個、確変突入率60％で、全ての大当り終了後に100回転の時短が付くCRデジパチ。

この機種の大きな特徴は、通常時にも電チューがロング開放し、電チュー保留も点灯させることができた。

要は、ヘソ保留、電チュー保留ともに空きを作ることで、打ち出した玉のオーバー入賞を無くし、千円あたりの回転数を大幅に引き上げるという攻略内容。

当時、既に虚心はパチマガに在籍していたこともあり、こんな幻の動画も撮影していた(笑)！

《手順》

パターン①《スルー保留有》

・電チュー保留4個→電チュー、ヘソそれぞれ保留２個になるまで消化

・電チュー保留0～3個→ヘソ保留２個になるまで消化

パターン②《スルー保留無》

→電チュー、ヘソ保留２個になるまで消化

…というような手順で、打ち出した玉がどちらかの保留になることができるように、絶えず保留に空きを作った。

初打ちである程度やれそうなことに気づき、発見！　仲間内でサンプルを集めたところ、かなりの効果が期待できた。また、プロ達の中でも、腕の良い連中は散らし打ちを組み合わせて、さらに回転率をアップさせていた。

翌年に設置が始まった「CRドラムロイド(ニューギン)」でも同様の攻略が通用し、オーバー入賞も決まりやすかったので、合わせてかなりお世話になった。

ホールの看板機種的な位置づけだった大海シリーズ最新作のため、導入当初から1000円あたり40回転近い台を打ち続けることができた。しかし、出玉の少なさが原因か、はたまたマリンちゃんの悪女ぶりが原因かで、次第にどこも稼働が落ち始め、ホールもすっかり力を入れなくなってしまった。そうして、この攻略法の歴史も幕を閉じることとなった。

前述の動画は、パチマガに入って初めての動画出演であった。実は、実戦部分は何とジャイロさんにやっていただいていた、という裏話も。因みにこちらの動画を撮影した経緯、実は当日、キャバクラの指名嬢とディナーの予約があり、その待ち合わせまでの時間潰し…ただの"ついで"だった(笑)。