【パチンコ】デカいヘソには裏がある

◎2025年4月度パチンコ・パチスロユーザーアンケートにご協力ください！

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［チャンスメイトからのお願い］

これから導入される新台への期待感や、導入済の台への新台評価等、皆様の声をお聞かせください。約3分程度のアンケートです。

回答結果はご回答頂けましたユーザーさんのみ、閲覧可能となります。

締切は4/17（木）いっぱいとさせて頂きます。皆様、よろしくお願いいたします。

巨大ヘソサイズ機、各メーカーから続々登場

現役開発者、チャンスメイト荒井氏による「パチンコ開発とXXの事情」。過去の記事はコチラからどうぞ。

従来機と比べて1.5倍以上……等、ヘソサイズが大きい機種（※本稿では便宜的に「デカヘソ」と記述します）について、やはり開発者的に思うところがありますので、本日はそのあたりについて言及したいと思います。

デカヘソ搭載機は一見お得な感じに見えるけど？

開発者としてデカヘソはどうなのか？と言われれば、ついにこの時代が来たか…という印象です。パチマガの開発者コラムを読むようなパチンコパチスロユーザーの中でも知識レベルは高めの皆さんであればわかっていただけると思いますが、パチンコやパチスロというのは投資とリターンは表裏一体となっています。

要は平均して1万円投資する機械であれば、出玉性能は大体8000円～9000円ぐらいになるわけです。もちろん、出玉の偏りというのは発生するのは当然なのですが、長期的にならしていくと平均出玉というのは均衡してきます。これが平均的に3000円になるとか、50000万円になるのは基本的にはあり得ないのです（万が一発生するのであれば、何らかの操作を疑わざるを得なくなりますねw）

そのため、デカヘソ搭載機というのは一見お得な感じに見えますが、実態は「グルグル回すことができる＝その分リターンが減る」という形になるのです。そのため、デカヘソ搭載機で玉をしっかり出そうと思えば、P貞子のように図柄揃い大当たりが1/1340という途方もない確率になったりするわけです。

タイパ重視の世の中でもじっくり打ち込みたい台

そして、そんなデカヘソ搭載機ですが、通常時が従来機よりも2倍近く高くなった分岐スタートに対応するために、通常時の演出も従来機に比べて非常に淡白になっていることが一般的です。これは、開発者としては複雑なところでもあります。

元々、パチンコやパチスロというのは時間消費型レジャーともいわれるほど、ゆっくり楽しんでもらうためのものであったのですが、デカヘソやeシン・ウルトラマンにて搭載されている変動をスキップできるPスキップ等は、そんな時間消費型レジャーとは相反するような内容になっており、どちらかといえば昨今のタイパを意識した内容になっていると言えるでしょう。見方によっては、よりギャンブル性が高くなっていっているのが今のパチンコパチスロ、と言えなくもないわけです。

開発者として、「この機械はデカヘソだしPスキップ搭載されているけど、演出が面白いからじっくり打ち込みたいよね」と言ってもらえる台を世の中にリリースできるように今が踏ん張りどころなのかもしれません…それができないと、益々パチンコパチスロはギャンブル性が求められるようになり、最後は焼け野原になってしまう。。。なんて可能性も否定はできないのです。