パチンコやパチスロを打つときは小さなおまじないという名のオカルトで楽しむことがある一方、オカルトを本気にすることはありません。100％完全に勝てる攻略法が仮に存在するのであれば、その殆どは不正なゴト行為に分類されることになるかと思います。本日は開発者から見たオカルトや不正なゴトについて解説していきたいと思います。

その昔は脆弱な基板やプログラムだったため、想定していなかったような打ち方やプログラム上の穴など、ごく稀に存在しましたが、今から30年前の時代でも攻略法というものは殆ど存在しないものでした。

しかし、その極一部の攻略法や本来では許されないはずのゴト行為等が一部のテレビ（梁〇泊と呼ばれるパチプロ軍団等）などで取り上げられたことにより、攻略法の存在が広く一般的にも知られるようになりました。

当然のことながら、元々メーカーはそのようなことは想定していない上に、殆ど存在しないものを取り上げられたこと、そのほとんどは不正なゴト行為によるもののため、大いにユーザーに勘違いされることになります。

勿論、パチンコやパチスロを使って営業をしているホール側からすればたまったものではなく、警察側からしても不正やゴト行為は犯罪に繋がり撲滅を目指しているわけで、そのようなことを長く容認することは致しません。

パチンコパチスロの監督官庁は警察庁というのは皆さまご存知だと思いますが、そのパチンコ業界で不正行為が少しでもあれば、批判の目が警察にも向けられるのは想像に難くありません。すなわち、警察からしても不正行為は絶対に許せざるものなのです。

そのような事情もあり、今現在では遊技機のプログラムにも更に厳しい制約が求められており、出目やタイミング打ち等による攻略法は一切存在しないといっても過言ではないでしょう。

パチンコやパチスロの大当り抽選は「乱数」と呼ばれる予測不可能な数値にて抽選されています。プログラムで実現する乱数は100％完全な乱数ではありませんが、少なくとも人が予測できるものではありません。〇図柄と△図柄と□図柄が停止したからもうすぐ大当りする、みたいなものは乱数とは言えませんよね？(笑) ※保留先読み等の演出上の停止図柄は例外。

（ちなみに、機械などを使って乱数を看破するものはゴト行為＝犯罪です。ただ、最近のプログラムは以前より非常に難解になっており、もはやデジパチは人力で大当りを直撃できるレベルでは無いでしょう）

稀にしか存在しなかった攻略法から派生して、オカルトというものが認知されていくわけですが、これはある種「占い」のようなものですよね。「激熱の予告がきてハズしたから50回転以内にお詫び（大当り）が来る可能性が高い」というオカルトなんかは、なぜ激熱ハズシのお詫びが大当りなのか理解に苦しむところはありますが、パチンコやパチスロを楽しんで打つということに関しては非常に良いスパイスだと思います。勿論、それに傾倒しすぎるのは良くは無いと思いますが・・・

一方、役物などによって大当りが決まるハネモノのような機械や、捻り打ち等の主に役物を中心としたユーザー技量による攻略法はいまだに存在しています。これは、ユーザー技量をどこに設定するか？により発生する事象です。どういうことか詳しく解説します、、、（次回へ続く）

パチンコ・パチスロ開発の表も裏も知り尽くしたチャンスメイト荒井氏が、あなたの質問にぶっちゃけ回答しちゃいます！

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