2019年末に撤去となった「バジリスク絆」「魔法少女まどか☆マギカ」「アナザーゴッドハーデス」「パチスロ モンスターハンター 月下雷鳴」の4機種。その撤去直前にそれらの機種を愛する4名がガチ実戦＆語り尽くし！

その模様を掲載したスロマガドラゴン2019年11月号の掲載記事をWEB版に完全再現！　当時の模様とライターたちの溺愛ぶりを是非堪能してほしい！

第1回目となる今回はトニー×「バジリスク絆」のカップリングをお届け！　要チェック!!

世間で言う卒業シーズンはまだまだ先だが、我々パチスロ業界の「Xデー」は、この年末に大きな口を開け待ち構えている。それは、5号機時代を支えてきてくれた名機達の大半がホールから姿を消してしまう日。

冒頭のスクープ記事でもお伝えしたよう、彼らとバトンタッチするべく、新しい北斗や猪木、サラ金が産声を…業界的な期待とその気持ちはわかる。でも、もうちょっとだけ待って欲しい。これまでのアリガトウを伝え、ちゃんとサヨウナラをする時間をくれ！　と始まったのが当企画である。スロマガが厳選したベストカップリングはこちら！

◆「バジリスク絆×トニー」
◆「SLOT魔法少女まどか☆マギカ×菊丸」
◆「ハーデス×真田シュン」
◆「パチスロモンスターハンター 月下雷鳴×三宅ナビ」

誌面から溢れんばかりの4つの愛、堪能ください。

5号機で設定状況が良かった機種ベスト3は？　と聞けば、打ち手もホールも本機を挙げるくらい、どこもかしこも絆推しの時期がありました。需要と供給がガッチリ合っていたんですよね。また天井狙いも有効で、勝ちやすい環境が整っていました。

気持ち良い瞬間は多いですが、その中でも絆高確中に対応するレア小役を引っぱってBCにつなげたときは基本中の基本で心が高まります。この自力でやってやった感はやはり嬉しくって。

例えば、AT中に絆高確・縁。4VS4の背景昼でストックはナシ。瞬く間に天膳とのバトルまでもつれて、「ダメ、もう終わる…」と諦めかけた次の瞬間に巻物がズバババーン！　ああ、生き延びたんだ、とホッとする感覚がクセになります。

プレミアムBCや真瞳術チャンス中、また無想一閃はもちろんのこと、それ以外の場面でも叩き所があるのが本機の楽しい部分。AT中なら瞳術揃い後のレバーオンは気合いが入りますし、地味なところで言えば、通常時の超高確中や同色BC中もAT突入に期待できるので、ついつい力が入っちゃうんですよね。

バジリスク絆は時代の寵児だと思います。広告規制が厳しくなって朝イチに何を打っていいか見当もつかなかった時期に光を浴びたのです。初めは「設定示唆が出やすい」「最高設定のペイアウトは119%」という言葉が飛び抜けて、そのうちに「面白い」も加わっていったんですよね。「とりあえず朝は絆に行っとけ」はあの頃の常識で、その声はホールにも伝わり、「それなら強い日は絆に設定を使おう」となった結果、相乗効果で爆発的な人気に。

かくいう僕も、累計消化ゲーム数の大半はこの時期に刻んだもの。午前中にフリーズを引いて一撃7500枚を叩き出し、その後に残り6ベル撃破も確認。トイレを我慢して1万2千枚もの出玉を記録した日。逆に、夜8時頃にフリーズを引いて「取り切れないかも」とブン回したら、10分も経たずに駆け抜けて呆然とした日。また、1日で通常時BC中のダブル揃いなどから真瞳術チャンスに突入させて、めちゃくちゃ薄い所を引く自分自身が怖くなった日もありました。

きっとこの先、5号機の名機として語り継がれるでしょう。僕も残り期間で打ちに行きます。そのときにお別れ記念でプレミアムBCや真瞳術チャンスが引ければ最高なのですが、そう簡単には行かないでしょう。でも、それでもいいんです。最後は絆高確一戦だけでもいいんです。だって、絆は「ATが継続したのか」「絆高確中のレア小役を引くタイミング」など、レバーを叩いてから結果が出るまでの伝わり方がダイレクトで、だからこそ記憶に残りやすいんですよね。ああ、気持ちいい。また打ちたいって。絆高確の一戦中に上手くレア小役が引ければ存分に楽しみ、噛み合わなかったら存分にイライラしようと思います。だって、それが本機の面白い部分なのですから。