パチスロ攻略マガジン誌上で大人気だった「旅打ち企画」。これは移動はカブのみ、初期資金10万円を元手にパチスロの収支のみで日本の端から東京を目指すという超過酷企画でした。

そんな企画を今回はWEB上で完全復刻。何度も実施された旅打ち企画の中から、現在もパチマガスロマガで活躍中の角屋角成がチャレンジした第6弾をお届け！

2014年9月に沖縄の地を出発し、東京を目指すという超ハードなこの旅。設置機種は当時のものながら、その立ち回りは今でも確実に役に立つこと間違いなし！　はたしてその結果はどうなったのか…最後まで見届けてください!!

えん魔くんの一撃でノルマのプラスができたので、それからは高設定狙いも視野に入れていきます。

5月4日。この日はハイビスカスの煽りが強め。もともとハナハナに高設定の履歴が確認されていて、さらに煽りアリとなれば期待してもいいはず。しかし、GW期間中。考えることは皆同じ。沖ドキ!も含めて全22台に集まった人数は200人超。出てきた番号は11番。自分には沖ドキ!の選択肢はないもののどうにか残った。

入場すると数台の中から選ぶことに成功。そして、始まったのはチキンレース。全台の可能性すらあるのか、前半の立ち上がりは悪いものの皆粘り倒しそうな勢いで打っています。もちろん自分も必死に食らいつきます。で、気付いたら投資2万円…。ほ、本当に高設定あるのかな？　ノルマも割れてしまい涙目で打ち続けると、終盤に怒涛の連チャンをかましてなんとか終日打ち切ることに成功。

結果的には朝イチの反応とは裏腹にシマの半数以上がプラスで煽り通りの出玉感がありました。強めの日ほど重要になるのはその台の設定推測よりも周りの状況把握。そして、ホールに対する信頼度。他の打ち手がヤメない。それだけで続行の根拠になり得ることもあります。同じシマにいる人たちはライバルであり同志。彼らの動きに注視しながら、彼らのお陰で粘ることができた実戦でもありました。

群馬県は不甲斐ない結果になってしまいました。正直、思うようにいかないと言うもどかしさもあり、今までで一番キツかったかもしれません。しかし、まだ関東1県目。似たような状況が続くと思うので、上手く対応していかなければなりません。

そんな反省も踏まえながら現在立ち回っているのが栃木県です。5月11日時点の収支はマイナス。ハイエナ中心で立ち回っていますが、またも思うように結果がついてきません。打てば天井最深部までいき、最低保障で終わってしまう。AT機の怖さを身に染みて体験している最中です。

しかし、やることは間違ってはいないはず。まずはできることをやり、積み重ねるものを積み重ねて芽が出るのを待ちたいと思います。1年あれば、確実にやってくるであろう大きなスランプ。これを乗り越えて、関東制覇の足がかりにしたいです。

事前にホール数などを調べて、立ち回りやすそうだった県境に位置する太田市に根城を構えました。特に隣の町である大泉町にある小規模ホールは立地的にもライバルが少なく、遠いものの足を運ぶ価値がありました。

旅打ちを通して今まで楽しいことから嫌なことまで様々な経験をさせてもらっています。そして、今回行う試練はバンジージャンプ。怖いもの知らずで昔から高いところが好きだったので、バンジーはやりたいことの一つでした。期待に胸を膨らませて猿ヶ京へ。

いざ到着するとそこには大きな渓谷に橋が架けられています。なるほど、これくらいの高さか。それを見てさらに胸の鼓動は高鳴ります。そしていざ橋の上へ。

おいおいマ・ジ・カ？　ヤメたい。無理だ!!　いや、だって死ぬほど高いんだもん。これ事実ね。紐が切れたら確実に死ぬから。それと頭の中では怖くないと思っていたのに、勝手に足が震えている。これ初体験です。橋に取り付けられた板の先には何もない。そこに飛び込めだと？　正気か？　悪い夢でも見ているんじゃ…。しかし、スタッフさんはそんなこといざ知らず。そして、なぜか自分もちょっと強がっている。すると、突然カウントダウンが始まって、万事休す、助走をつけて空中にダイブ！

これで終わったのはいいのだけど、戻ってからも足の裏えが止まらない。どうやら、とんでもないものを知ってしまったらしい。これが本当の恐怖ってやつか。角屋角成32歳、バンジーをして改めて死にたくないという思い、生きているという幸せを実感しました(笑)。