※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
4号機中期は4thリール搭載マシンが数多く登場!
5号連続の特別企画としてスタートしたパチスロメーカーヒストリー。第2回目となる今回は、山佐株式会社(以下山佐)にスポットを当ててお届けしていく。
山佐と言えば、やはりカエル絵柄から誕生したキャラクター「ケロット」を思い浮かべるプレイヤーが多いだろうが、今回はそんなカエル絵柄誕生の秘密はもちろんの事、各時代で人々の記憶に刻み込まれた名機の数々を紹介する。
今回は大量リーチ目と技術介入を取り込んだマシンが中心となった4号機中期をお届け。
4号機中期はまさかの苦戦…その理由は技術介入性の排除
誰でも安心して打てるメーカー
4号機中期のパチスロのゲーム性を担ったのは、大量リーチ目と技術介入という2つのゲーム性だった。多くのメーカーは、この2つの要素を率先してゲーム性に取り入れることで、ヒットを量産していたのだが、山佐は少し違った戦略でマシンを作りだしていた。それが技術介入要素の排除である。
技術介入性の高いマシンは、目押しができるプレイヤーからすれば勝率の底上げやゲーム性の向上といいこと尽くめ。ただし、苦手とするプレイヤーには敬遠する理由にしかならなかった。そこで山佐は、お家芸である大量リーチ目を楽しめる制御はそのままに、極力技術介入性のないマシンを開発したのだ。
この作戦で、山佐のマシンは誰もが安心して打てるメーカーというイメージを作り上げることに成功した。その証拠に誰が言い出したのか「万人に平等の山佐」というフレーズも生まれたほどだ。
ただ、TVゲーム世代の腕試しをしたい若者に、山佐のマシンには物足りなさがあったようで、結果的にこの時期大ヒットと呼ばれる機種は現れなかった。
しかし、その後「イプシロンR」の登場で方向性がガラリと変化。山佐飛躍の時期が訪れることになる。
4thリールは完全に演出用のモノ。メインリールだけでは一見ハズレの出目も、4thリールとの組み合わせで確定…という新たな楽しさは、当時のプレイヤーをトリコにした。
イプシロンRは完全攻略することで設定1でもPAYOUTが100%を超える激甘マシン。ナイツはBタイプ&大量獲得という特異のスペックで人気を博した。
※当該記事は2015年発売の「パチスロ攻略マガジン」誌上の特別企画再掲載記事のため、記事の内容等が当時のものとなっております。ご了承ください。
今回はここまで! 次回(6月4日更新予定)は4号機後期の歴史を遡る! お楽しみに!!
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