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【スロプロへの道】負け組からの脱却【第15回・新世紀エヴァンゲリオン~まごころを、君に~編】

己が欲求に忠実な男

〇パチスロ攻略マガジン2020年1月号より転載

ニート大西という男を覚えているだろうか。

彼とは小学校以前からの付き合いで、言わば幼馴染ってやつだ。

彼のおかげでパチスロを覚え、そして散財の道へ走ったと言っても過言ではない。

社会人になり彼は埼玉、ヘミニクは静岡と別々の道へ進んでいたが、連休になれば遊びに行くなど未だに交流は続いていた。

これは社会人2年目、ゴールデンウイークの話である。

GW、実家へ帰省するついでに、ヘミニクはニート大西の住む埼玉に寄ることにした。

別段用事があった訳ではないのだが、強いて言うならば成長した自分の立ち回りを見せたかったのだろう。

まあ成長したと言ってもちょっと負けにくくなった程度だけど、それでも「パチスロの極意を掴んだわ!」などと大口を叩きながら、2人はパチ屋へと足を運んだのであった。

この頃稼働していた機種と言えばエヴァまご、山佐のパチスロキン肉マン、新吉宗。

特にエヴァまごはお気に入りで「ベルを数えれば設定が分かる」「小役ハズレが至高」などとニワカ知識をひけらかしながらパチスロ遊技を楽しんだ。

そしてひとしきり打ち終わって、そろそろ帰って酒でも飲むかとなった頃合いに、ニート大西がこう言った。

大西「んじゃ、女呼んでいい?」

なん…だと…?

当時のヘミニクは暇があればパチ屋に行くような生活を送っていたため、女っ気など全く無かった。

対してニート大西はかなりモテた。

というより、女性に対して鬼のような行動力の持ち主だっため、女っ気が尽きることは無かった。

この女性も、どうやらバイト先のケータイショップで知り合ったお客さんらしい。

客で来た女性に声かけるとかどういう神経してんだ!?

女性と話すのも数年ぶりだったヘミニクにとって、それは理解しがたい事実だった。

数年ぶりに女性と会話

コンビニで酒を買い、ニート大西のアパートへ向かう。

大西「あと30分で来るって」

彼はそう言った。

マジかよ、本当に来るのか。

ちなみにこれから来る女性はフリーで、ニート大西もただ遊んでいるだけで付き合ってはいないらしい。

自分から声かけておいてマジでクソみたいな奴だな…と思っていたが、それに乗っかっている自分も大概クソだろう。

30分後、その子が来た。

俺は吹いた。

なぜならめちゃくちゃ可愛かったからである。

見た目はしょこたんのソレで、深夜に男2人がいる部屋に遊びに来るような子には到底思えなかった。

それと同時に、ニート大西に対して殺意が芽生えた。

この野郎、ズルいぞ、こんな可愛い子と遊んでいるだなんて…!

3人で酒を飲みながら夜はふけていったが、この日の世の理不尽さを恨みながらヘミニクは酒を煽り続けた。

翌日、二日酔いのままパチ屋へと向かった。

ニート大西はバイトがあると言ってパチ屋を後にしたが、ヘミニクは1人悶々とパチスロを打っていた。

あーあ、何で俺には女っ気が無いんだろうな、やっぱ行動力かな、それにしても昨日の子は可愛かったな…などと思いながらパチスロを打っていると、思いもがけぬ一報が届く。

なんと昨晩の子からのメールだった。

そこには 「また遊ぼうね」 的な文章が書かれていた。

ヘミニクはホールで1人小躍りした。

社交辞令かもしれない、でもメールが来るだけで嬉しい。

ああそうか…これが久しく忘れていた感情、「恋」ってやつなのか。

ただひとつ問題があるとするならば、相手はあのニート大西が引っ掛けて来た子、ということくらいか。

やつから女を取るということは、幼少から続く友情にもヒビを入れかねないかもしれない。

悩んだ結果、ヘミニクはこれ以上踏み込まないことにした。

いやそこで押さないからダメなんだろと思われるかもしれないが、埼玉と静岡の距離なども考えると、やはり現実的ではないと判断したのだ。

そしてそんな事も忘れかけていた数ヵ月後、事態は急展開を迎える。

あの子が、しょこたんが静岡のヘミニクの家までやって来たのだ。

 

今回の格言
パチスロも女も
デキるヤツから
学ぶべし!

 

青春を共にした男

ニート大西

幼少期~小学校~中学校の付き合いで、同じ高校を受験するも彼だけ落ちてしまった。

ただそれでもパチスロを通じて交流は続き、未だに帰省するたびホールへ打ちに行っている。

パチスロの目押しはヘミニクよりも上手い。

現在は結婚し地元で豊かな生活を送っている。

過去の自分へ

君のコミュニケーション能力は当分低いままなので、一つの出会いを大切にすべし。

遡ってみると、この時が分岐点なのだ。

穏やかな人生を送るか、修羅の道へ進むか。

この子を大事にするかどうかで未来は変わる。

 

 


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