皆さん、こんにちは!ジェイさん@発信する遊技機クリエーターです。
今回のコラムは、今年登場した機種の中から個人的に衝撃を受けた機種をピックアップするとともに、リリースメーカーの2024年度の印象について語りたいと思います。
パチスロハイパーラッシュ(セブンリーグ)
6号機パチスロのリール制御には「1フラグ1制御」というルールが存在します。これは単独ボーナス(1フラグ)のみを搭載している機種では、同じ箇所を狙い続ける限り、スベリコマ数も出目も変わらない単調なゲーム性になってしまうことを意味します。
この単調さを打破するために、「チャンス目役」や「リーチ目役」を搭載し、それらの分だけリール制御を複雑化させるという手法が長年用いられてきました。ただし、ノーマルタイプでもリーチ目役は1~3個程度搭載されるのが一般的です。
そんな中、本機『パチスロハイパーラッシュ』はA~Wまで全23種類のリーチ目フラグを搭載するという、突き抜けた仕様を搭載。これにより、近年のパチスロにはない奥深いリール制御が実現されています。
高射幸AT機が台頭する中でノーマルタイプの存在感が薄れつつありますが、パチスロハイパーラッシュには今後のノーマルタイプ開発のヒントが詰まっていると感じました。
2024年度のパチスロ市場をけん引した「山佐(山佐ネクスト/セブンリーグ)」ですが、今年度のリリース機種は『スマスロキングパルサー』『ニューパルサーSP4 with 太鼓の達人』『スマスロ ゴッドイーター リザレクション』『パチスロハイパーラッシュ』の4機種のみです。サミー系列は9機種、大都技研系列は7機種、平和グループも7機種、SANKYOグループは6機種と比較すると、かなり少ないリリース数であることが分かります。
今年度を代表する機種となった『スマスロモンキーターンⅤ』は2023年12月に登場し、現在も高稼働を維持しています。今年の山佐グループの特徴としては、新台の投入に頼らず、実績のある機種の増台を中心にシェアを拡大した点が挙げられます。ホールにとっては、新台は導入してみなければ分からないリスクがありますが、山佐の機種は安心して導入できる1年であったと言えるでしょう。
スマスロ 聖戦士ダンバイン(Sammy)
本機の特徴は、パチンコでヒットした『ぱちんこCR聖戦士ダンバイン』をパチスロに全力で落とし込んだ点にあります。
特に出玉区間「ダンバインRUSH」は高継続率で連チャンし、パチスロとして新しい打感を実現しています。従来のパチスロのルールや打感にとらわれず、新たなルールやゲーム性にチャレンジしており、それが見事にハマった印象を受けました。
最近のSammy機の特徴は、スペック性能に頼り切るのではなく、常に新しいゲーム性を追求している点です。他メーカーがスマスロの出玉設計において、一定の差枚が出た後エンディング状態へ移行し、高い出玉性能を持つ上位ATに繋げる設計を採用しているのに対し、Sammyはシームレスに有利区間を繋ぎ、違和感のないATゲーム性を実現しています。
出玉は凄いけど、純粋にパチスロとして楽しめないスマスロ機に、一石を投じて新たなチャレンジをしているのが最近のSammy機の特徴だなと感じています。
また、『スマスロ頭文字D 2nd』からはマイスロの新機能として「オンライン対戦機能」が追加されました。
これは従来のパチスロの楽しみ方に加え、全国のパチスロユーザーとオンラインで対戦できる現代的な要素です。この試みも今後のパチスロの可能性を広げる挑戦であると感じました。
2024年のパチスロは高い出玉性能を搭載した機種が多く登場しましたが、2025年は出玉性能に頼らない「新たな進化」が求められる年になるでしょう。
来年もプレイヤーをワクワクさせる機種や仕掛けが多く登場することを期待しています。
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