全てにおいて普通の真逆(悪い意味で)に位置するパチンコライタージャイロがパチンコ新台を語る新台ジャイロのお時間だ。

先週もこの連載で触れたe 東京喰種。スロットのように高稼働してくれればと言っていたがどうやらかなり良い成績を残している模様だ。

なにせスペック面は優秀そのもので、右打ち中オール3000の破壊力は抜群。しかも甘海の10Rくらいの割合で6000ボーナスもある。これもそこそこ引けてしまう。図柄が揃えば1500個、RUSH＝LTというシンプルさもとっつきやすくて良い。

そして安定のSANKYOブランド。前回は演出面で「置きに行った普通の台」と表現したが、置かれている場所はまあ高い。他のメーカーではそう簡単には置けないかなと思われる高みにあるクオリティだ。ウリの手落ちの衝撃もかなりのモノで目が覚めるどころの騒ぎではないｗ

また、東京喰種を見て再確認できた。ショートSTよりロングSTのほうが結局ウケるんだと。

1/199で1回転決着の牙狼、シン・ウルトラマンの方が個人的には打ちやすいし面白いと思っている。

しかし、多くのユーザーは1回転ですべてが決まる恐怖に打ち勝てないんだろう。

かくいう私も同じで、牙狼、シン・ウルトラマン、東京喰種すべてで即落ちと連チャンの両方を味わっているが、即落ちしたときのダメージは東京喰種が最も小さかった。なんなら「しゃーないか」で済ませたほどだ……。

逆に牙狼とシン・ウルトラマンはしばらく動けないほどのダメージを受けた。マジで心が折れる。

仮に3連続即落ちしたとしよう。東京喰種だったらまだなんとか耐えられそうだが、牙狼で食らったらもうトイレで号泣レベル。

感覚的には東京喰種をエヴァに置き換えてもいいかもしれない。エヴァで即落ち3連続、くらいの経験は誰しもあるだろう。

そしてユニコーンや北斗の拳10のような転落タイプで即落ち3連続、くらいの経験もあるはずだ。

さてどちらがより心にくるか？といえばやはり後者だと思う。同じ即落ちなのにだ。

このことからロングSTのほうが「打ち手の気持ちをごまかせる悪魔のような確変システム」なことがよくわかる。残りの回転数が目に見えているから連チャンを抜けて通常時に戻るのも緩やかな坂を下りているようなものだ。身体に負担も少ないし、あとどのくらいで通常時なのかも目に見えているから、回転数が進むたびに少しずつ連チャンを諦めていき、スルーに向けて心の準備もできる。1回転STは緩やかな下り坂どころか崖から飛び降りるようなものだし、ユニコーンの転落も坂を上っていたはずが隠れていた落とし穴にハマったような状態で心の準備などできるはずもない突然の最期だ。

声の大きなユーザーは「ロングST機ばっか！ もっとループや転落も出せよ」なんて言いがちだが、結局ST機が幅を利かせる理由はこれだ。比較的心に優しいのである。

そして今回、ちょっと驚いたことがある。

それはカスタムの「手落下」についてだ。入賞時手落下カスタム、と変動中の手落下は別物で、カスタムの詳細でも「入賞時の～」と明記されている。そうでなくても先バレ対応ってことはわかるはずだ。

なのに「先バレEX(入賞時落下で大当り＆RUSH)にしていて変動中の手落下がハズれました」という報告がSNSで後を絶たない。お前の設定したカスタム画面に「入賞時」って書いてあるだろ？？ 

さすがにこれはメーカーも想定外、ワイも想定外である。今後は先バレに役物を絡ませるなら、予告では役物を使わない方がいいのかもしれない。

そんな信じられない話がありつつも、なんだかんだで大人気な東京喰種だが、現時点（5/1）ではまだまだ「打てるレベル」の台は見つかっていない。

スロットの東京喰種は導入直後から設定も入っており、今も稼働＆出玉は絶好調。いつになったらパチンコも新台＝勝てる、の世界になってくれるのか……。そしていつになったらスロット＆パチンコの東京喰種推しが始まるのか……。まあGWの真っただ中で回らないとか文句を言ってもそりゃ仕方ないで終わってしまうので、GW明けはホールもこの人気に応えるような運用を見せて欲しいね。