何に対してもネガティブ視点から入ってしまいがちなパチンコライタージャイロがパチンコ新台を語る新台ジャイロのお時間だ。

前回も前々回も取り上げたe 東京喰種は新台にも負けずに今も高稼働を記録している。東京喰種のスペックの大きな特徴は右で当たればすべて3000個ということだ。これは東京喰種だけじゃなくシン・ウルトラマンや牙狼も同様で、右での当りはALL3000である。

そのときに思うのが「今後ALL1500って廃れていくんかな」ということ。あれだけ猛威を振るい、ここ数年はパチンコのスペックの「正解」のような扱いだった右ALL1500個×81%継続も、ラッキートリガー全盛の今、搭載した新台を見かけることは少なくなった。

ALL1500となると例えRUSHで当てたとしても「東京喰種なら3000だったなあ」とちょっと損したような思いを抱きながら消化してしまいそうな気はしないだろうか？

牙狼は比較対象がシン・ウルトラマンくらいなのでここでは話から外そう。問題は東京喰種。こいつは比較対象にエヴァが挙げられる。

どちらもロングSTであり、ST中の確率そのものはエヴァが1/99、喰種が1/95とほとんど差はなく、差があるのはST回数だけ。エヴァが163回、喰種が130回とエヴァの方が30回転ほど長くなっている。

エヴァを打ってて131～163回の部分で当たった時はすげー嬉しいと思うんだ。喰種なら終わってたところで当てたんだから。

では、ST中の130回転以内に当たったとき、要は喰種でも当たってたなあって回転数で当たった時にどう思うか？ これ喰種なら3000じゃん！ ってならん？

喰種をよく打つようになってからちょっと心配してたんだよね。エヴァやかぐや様みたいなスペックを今の感覚で打ったらどうなっちゃうのか。

結論から言うと、オール1500でも連チャンは嬉しかった(笑)

先日、エヴァを打ったわけだが、STに入った時に上で語ったような理由で「これ連チャンしてもガッカリしそう」って思ってたわけよ。

ところが連チャンがマジで嬉しかったわけ。これっぽっちもガッカリしなかった。

一応当たるまでの間にガッカリしないための心構えを準備していたので思惑通りではあるんだけど、それでもガッカリしなかった自分に驚いたんだよね。

自分は「これが〇〇だったらなあ（今回なら喰種）」とかそういう考えをしがち。

ライター時代に甘デジをあまり打たなかったのも同じ理由で、甘デジで出ちゃったときに「これがMAXだったらなあ」と考えてしまう男だったのだよ。この話を編集にしても1ミリも共感が得られなかったので不安になってきたが、続ける。若干意味は変わってくるが1パチや5スロで爆裂したときにこれが4パチだったらなあとは誰もが思うはずだ。これの亜種と考えてくれ。

話を戻そう。みんなはどうだろうか？　きっと私のように「喰種だったらなあ」と考えてしまう人もいると思う。……いないかな？

もしいたらそんなあなたにジャイロからのアドバイス。

喰種はチャージ含めた大当り確率が1/199。LT突入率はなんだかんだ25％前後で、均せばラッシュ突入率は1/783というスペックだ。

エヴァ未来は初当り1/319、ラッシュ突入率が1/500ほどで1/319を引けば半数以上がラッシュ直行、通常大当りでも時短がつく、という「遊びやすさ」がある。なのでエヴァを打つときは、

「喰種だったら3000発？ いやいやエヴァだから右打ち出来てるんであって喰種だったら今通常時だよ。」

と自分に言い聞かせることである。あとは当てればRUSH継続なんだから1500とか関係なく「連チャンが嬉しい」しかない。

それにしても5年前から考えるととてつもない出玉力になったもんだ。

源さん韋駄天のころなんて一撃10000発でヒャッハーしてたのにな。今10000発出たところで、なんとか平均までいけたってホッとする程度で終わりだろ？ そして皆さんもご存知かと思うが、7月7日にLT3.0プラス対応機が鳴り物入りでやってくることが決まっているわけだ。来年の今頃はどんな景色になっているんだろうな。進化というか内規変更のスピードが速すぎて想像もつかないよ。

このパチンコの時流を作っているであろう各メーカーのトップたちはこの進化の先にどんな未来を見ているのか、それが具現化されるのが楽しみでもあり恐ろしくもあるね。