ピ・ポ・パ・ポ～♪　ピ・ポ・パ・ポ～♪　まいど～！　ニッシーです！　このサウンドと言えば…そう！　アラジンっす。

今回はアラジンAクラシック特集！　4号機のアラジンを思い出す…なんてコメントもよく聞きますが、ボクは初代アラジンを現役で打ってましたからね。アラジンと言えば台の上には必ずパトランプ！　このパトランプが回り出すとアラチャン（昔は集中）なんて呼んでましたけど、あるあるはシングルが短いゲーム数で偶然揃うと、ガセでパトが回りよるんよね(笑)。

と、オジサンにしかわからない昔話はこれくらいにして、今回はアラジンAクラシックのホールデータをもとに、設定状況やスペックについて解説いたします！

まず全国データですが、先週のイン枚数は8800枚。コイン単価は3.44円と5号機にひけを取らない高さで売上が約3万円。

そして粗利率は16.8％の5050円と6号機ではトップの金額。取れてます！　このカラさはホールが低設定で抜きまくってるんか？　それともカラいのか？　どっちなんだい？

という事で、全国の設定投入割合を見てみましょう！

※数値はニッシー調べ

アレ？　これってアイムの出率じゃね？　って思うかもしれないけど、いやいや結構なサンプルの全国実数値。つまりカラいっす！

①～④は発表値に近いんだけど、⑤⑥の出率が約2％程度低い。ホールが口を揃えて「アラジン抜けるわ～！」って言うのも何となく頷けますね。

とは言え、①②の投入率が約90％だから「カラい」と言うより「設定入れとらんやないか！」といツッコミもあるでしょうが、コイツはご存知のとおり、上の設定を入れなくてもエエ波出してくれよるんですわ～！　

暴れ馬なんで①②でも吸い込んだ後に3000枚、5000枚とか吐き出してくれる。5号機に近いスロットという事でホールの支持もお客さんの支持も多いのです。

また、全国データはあくまでも参考値。アラジンに6％も高設定あんの？　って話ですが、１～2台設置のホールには多分無いっす。高設定を期待するなら設置5台以上は欲しい。

というワケで今回は、A店(8台設置)&B店(10台設置)の店長に今の設定の運用状況を教えてもらいました。どっちも地域の1番店なんで、全体的に薄利ホールというイメージで捉えていただければ。

ではでは、8台設置A店の導入からの設定別平均イン枚数と出率をご覧ください。

①がやっぱり84％とメイン！　そしてお気づきかと思いますが、この店導入以来②③を一度も使ってない。その代わりに④⑤⑥の使用率が高めの16％。いわゆるメリハリ設定。

次に平常営業とイベント時の設定投入状況はというと…。

平常営業は④が2台ありますが、①が6台で理論上は出率100％を超えない設定です。

しかし、イベント日は8台中6台が④⑤⑥。結構というかかなり入ってる！　番長ZEROでこんなんやったら始末書もんですよ(笑)。

それではもう1軒。10台設置ホールB店の平常・イベ日の設定状況も見てもらいましょう！

あれ？　ここも②③使ってない…流行ってんのか？　平常は①or④、イベ日も10台中7台が④⑤⑥といった状況。

言っておくけど、決して同じ系列店の店長ではなく、お友達同士でもないっす。距離にしてA店とB店は飛行機で2時間はかかるホールですから。２人にこの設定の意図を聞いてみると…。

「やっぱり基本的にカラい」

「設定判別が難しいので①がバレにくい」

「②③を使っても気づかれない上にイン枚数も変わらないから、出率の低い①でイイ」

「イベ日は設定アピールをしたいので④⑤⑥を使う！　入れても怖くないのでイベ日に高設定を集中している」

と、2人で口裏を合わせてんのちゃうか？　というくらい同意見でしたよ。この設定の入れ方が流行り…というかセオリーということでしょう。

という事は…わかりますよね。台数が多い店でイベ日に行けば高確率で④⑤⑥は拾えるって事。

⑥は体感的にわかって空き台にはなりにくいと思うけど、空き台が実は⑤…とかは普通にありそうですよ。4月にはアラジンの増台ホールも結構あるので、初日とかは①をつかむ方が難しいかも(笑)。

ホールの立場から言うと、アラジンはかなり重宝してますよ。もうね、コイン単価2円を切るジャグや、①で出率が100％を超えるAタイプみたいな機械しか稼動しないんじゃ、スロットは一生儲からんのですよ…。

コイン単価が3円中盤で①でも差枚が出る！　それでいて上の設定が甘すぎない。他の機械もこのアラジンを雛形にして作ればヒットしそうだけどなぁ。

メーカーさん、このタイプをもっとお願いします！