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【パチスロ】攻略ネタ史上、最も難しかった攻略

【パチスロ】攻略ネタ史上、最も難しかった攻略

はじめに

虚心坦懐のGoing Underground、第87回。

 


 

今回は1989年、虚心がパチンコでの勝ち方を学び始めたばかりの頃のお話。

パチンコは、一発台の名機「スーパーコンビⅡ(三共)」が登場。ハネモノ人気が高く、「ビッグシューター(平和)」「マジックカーペット(三共)」「ロボスキーⅠ(三共)」「ドッキリマンSPⅡ(三共)」「魔界組(西陣)」「ももたろう(西陣)」「レッドライオン(西陣)」などの名機が続々と登場した年。虚心は、兼業プロの叔父のアドバイスを元にひたすら打ち止め台の開放台狙いをし、時には「ワイワイワイ(太陽電子)」の攻略ネタを使い稼いでいた。

パチスロは2号機時代で、「スーパーウインクル(高砂電器)」「ビッグパルサー(山佐)」などが登場。また、パチスロで初となるBIG比率の方が高く、テンパイ音を搭載した「センチュリー21(瑞穂製作所)」も登場した。こちらの機種、以前こちらのコラム(→リンク)でも紹介した攻略ネタが存在。今だから書くと、当時「攻略ネタを行う際は、7を狙って目押しをミスし、その時に小役が揃うと台が壊れるから注意するように!」と情報源の叔父から言われていたのだが、虚心の目押し力は、まだ大したことがなかったため、実は数台壊していた…(笑)。

そんな中、業界初のフラッシュランプとウエイト音を搭載した「フラッシュ(ニイガタ電子)」も颯爽と登場した。

「フラッシュ」とは!?

ニイガタ電子から発表された2-1号機のAタイプパチスロ。小役は全て同一フラグであったため、15枚で獲得した方が有利となった。

また、今でもアラジンシリーズやジャグラーシリーズで激アツ目となる単チェリーも、この機種で初めて搭載されたものであった。

攻略法の内容

◎<BIG時>2枚掛け小役抜き打法

BIG中の小役ゲームの際、2枚掛けで15枚役の王冠を目押しし、抜いて行く攻略ネタ。約+80枚の効果が見込まれた。

 

◎<モーニング時>小役抜き打法

ホールの仕込みモーニングの際、BIGを揃えず、ひたすら小役を目押しし、抜いて行く攻略ネタ。

 

◎<通常時>一周おき目押しのプラム抜き攻略打法

《手順》

① レバーONから一周目に左リールに「王冠・プラム・王冠」を目押し。※2カ所あるがどちらでも可。

② 左リール停止後、一周目に右リールに「王冠・プラム・ベル」を目押し。※3カ所あるがどこでも可。

③ 右リール停止後、一周目で中リールに「7・ベル」の「7」を枠上~上段間にビタ押し。

④ リール制御のバグで滑って中段に「プラム」が揃う。

と、各リール一周で止めるという内容なのだが、実際、目押しをすると一周しかチャンスがないため、リールを止める際には、次のリールが見えていないと成功しない、かなりの難易度であった。

攻略法の出所

<BIG時>2枚掛け小役抜き打法」と「モーニング時>小役抜き打法」は、兼業のおじさまから。「<通常時>一周おき目押しのプラム抜き攻略打法」は「世界全滅打法」(リンク)等でも情報共有していた攻略プロの方々から。

因みに、その方々の中でも、完璧に毎G攻略できる人は誰一人いなかった。結局、完璧にできたプロは、教えに来てくれた関西系のプロ、ただ一人であった。

当時の虚心には、全く無理ゲーだった攻略ネタ…

実際、虚心は上記の「<BIG時>2枚掛け小役抜き打法」と「モーニング時>小役抜き打法」はやっていた。特に「モーニング時>小役抜き打法」のネタは、当時仲良くなった女性店員から、店長が前夜イジっていた台を朝にポケベルで教えてもらい、まあまあ稼がせてもらっていた。その際は、いつもトイレに行って帰ってくると、店長に「7」を揃えられていたのだが()

<通常時>一周おき目押しのプラム抜き攻略打法」の攻略ネタについては、虚心は当時、「ファイヤーバード」の600枚抜きができず、500枚抜きが限界であったため、限界突破は、かなわず全くやれなかった攻略ネタであった。

後に攻略プロの先輩に聞いたのだが、「ツイスト」「島唄」(リンク)同様にできる個体とそうでないものがあったそう。

また、別の機会に某サラリーマンのパチスロ攻略ネタで隣同士になった関西の凄腕のプロの方と「フラッシュ」の話になり、聞いたところ、「あのネタはレバーON時から回っている3つのリールを全て見えてないと難しいよ!」とも言われた。

聖徳太子は10人の話を同時に聞くことができたという逸話があるが、凄腕のネタ系プロは同時に回転している3つのリールが見えるという逸話が生まれた瞬間であった()

そして、これが虚心が知りうる攻略ネタで最も難しい攻略となった。


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