<FREE's archives #73>
当連載<FREE's archives>では、過去に掲載された『パチマガスロマガFREE』の記事の中から、特に内容の濃かった&反響の大きかった記事を改めてご紹介します。
はじめに
虚心坦懐の「浅学寡聞は損の元」、第26回。
2024年7月前半を目途に、20年ぶりに新紙幣が発行されます。 具体的な日付は未定となっていますが、今後、詳しい情報が発表されていく予定となっております。
新札では、1万円札に渋沢栄一、5千円札に津田梅子、千円札に北里柴三郎が描かれています。そのため、パチ屋では「さらば、諭吉。」から「さらば、栄一。」へと変化しますね(笑)。
今回は、そんな新紙幣の導入はどれだけホールの負担となり、それは打ち手にも影響を与えるのか!?を、元ホール店長などの話を元に解説していきたいと思います。
新紙幣流通によるホールの負担は!?
①サンド(ICカードユニット玉貸し/メダル貸し機)
こちらは、新紙幣対応の新しいものであれば部品交換のみでよく、古いタイプのものであれば全交換となるそうです。
・部品交換→(部品代8000~12000円+工賃約5000円)×設置台数
・全交換→(ユニット10~15万円+工賃約3万円)×設置台数
②精算機
・200万~400万円
③ホルコン(紙幣管理用)
・数千万
というように、ホールの規模にもよりますが、営業を続けるのであれば数千万~数億円の設備費用が必要となるそうです。
CR機/5号機撤去に続き…
2020年4月に改正健康増進法が施行され、喫煙スペースが必要となりました。さらに同年、新型コロナの流行で台間ボードやアルコール等の設備なども必要に。その一年後の2021年には、CR機/5号機撤去によりホールの負担はかなり厳しいものとなり、多くのホールが閉店を余儀なくされました。
そして、遊技人口回復の兆しも見えぬ中、ここにきての新紙幣の導入で、ホールの負担はさらに大きいものとなります。
まとめ
知人ホール関係者の話でも、
・来年の新紙幣流通のタイミングで閉店するホールがたくさん出るだろう
・この設備費用の出所は「お客様から」というわけで、少し前からこの先にかけて、徐々に釘や設定状況も悪くなる
とのこと。
もちろん一気にブッコ抜くワケではなく、計画的に回収するわけなので、平均的に「前より出なくなったなぁ…」という状況になっていくと予想されますね。昨今、良台が掴めなくなったという方の話を虚心も聞きますが、それは実は、良台の数が減ったことによるものなのです。
そう言えば、コロナの影響で、虚心もキャバでボトルという名の設備投資、しばらくやってないな(笑)。
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