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当時以上に現在のパチンコは「ステージの把握」が優秀台を生む時代!!【Re:釘本 VOL.11 ネカセ】

当時以上に現在のパチンコは「ステージの把握」が優秀台を生む時代!!【Re:釘本 VOL.11 ネカセ】

台の角度でステージの価値が変わる

CR海物語3(三洋)

検証の狙い

「玉が左右にユラユラして、頂点の窪みにうまくハマると高確率でヘソ入賞」……このタイプが多い。

実験データ

やはりネカセがキツい方が奥の穴に入っていきやすい。この数字ならかなり「クセ良し」といえるでしょう。ステージ上の玉の動きとして特徴的だったところは、
「玉の往復が割と滑らか」
「最後の昇りで奥側に向かう」
「真ん中の溝にハマらなかった玉は左右の窪みに滞在するが、その滞在時間が長い」
という3点。

たった1分の違いでこんなにも差が……。玉の動きも明らかに異なりかなり暴れる感じで、ステージ滞在時間も短め。

台を地面に置いたそのままの状態で計測したので「垂直」と表記しましたが、実際はこれでも少し「寝ている」状態だと思います。

ステージに落ちてきてすぐに玉が手前に飛び出していくなど、とにかくメチャメチャ暴れる玉が多いのが特徴。

ぶっちゃけた話、今ホールで最も多く見かける感じですね。例えばワープの釘を見て選んだ台がこれだったら、割と早めに見切りをつけられるでしょう。

ステージの把握は台選びの判断材料となる時代

ステージからの入賞率が1000円あたりの回転率に大きく影響する機種が多くなった今、いち早くステージのクセを判断することは、勝つパチンコを志す私たちの急務です。

外見からネカセを測ることは不可能でも、ステージ上での玉の動きに特徴があれば、充分に台選びの判断材料となりえます。自身で実戦した経験(ステージ上での玉の挙動と入賞率)を頭の引き出しにしまっておけば、後の実戦で必ず役立つはずです。

例えば海物語なら、ワープ入り口の広さで選んだのにステージ上での玉の転がり方が悪かった場合などに、早めの見切りがつけられるでしょう。

他機種の場合でも何らかの特徴があるはずですので、ステージ上での玉の挙動に注目しておきましょう。なお、海物語を例にしたのは単にこの形のステージが多いからです。

ステージが「海物語」タイプ

CRかっぱ64F(藤商事)

ステージ上での玉の動きは海物語よりぎこちない感じですが、海同様に玉の往来がスムーズな台はネカセが良いので、クセの判断はしやすいはずです。

CREアドベンチャー(マルホン)

クセの良い台は、半分以上の玉が真ん中の窪みにハマる。それだけに、なかなかワープを通る状態が少ないのでやや判断が難しいでしょう。

CR天才バカボンV(Daiichi)

真ん中の窪みにハマる率は海よりも高いですが、ヘソの釘が左右にズレていたり下向き状態だったりすると入賞率が意外なほど落ちてしまいます。

CRミラクルマウス(西陣)

そもそも真ん中の山の頂点にある窪みにハマりにくいタイプのようです。この機種の場合はステージ手前からの入賞率がカギを握っている感じです。

その他のタイプ

CRハッピーハッピー(平和)

あまり入賞率は高くありませんが、盤面上部のワープ入り口を狙うことができ、入賞率の低さを「ステージ経由頻度」の高さでカバーできます。

CRフィーバーバカ殿SP(SANKYO)

SANKYO機種は、ワープを経由した玉がゆっくりと振り分けられるので、後続の玉が邪魔をしないようにこまめな止め打ちが必要。

CR新綱取物語J(平和)

ステージ上の仕切り(窪み?)に当たって、もたれかかるようにヘソへ落ちてくる台がクセ良し。逆に、仕切りに当たらず落ちてしまう台はクセが悪い状態。

和泉純の「今」だから語れること

ネカセでステージからの入賞率やステージ上の玉の挙動がどう変わるかについて。

このタイプのステージは今でも海シリーズはもちろん他の多くの機種も採用している構造だ。

基本的にはネカセがきつい(奥側に傾いている)方が入賞率が高い

ただ、この後メーカー関係者さん等と知り合ったりして聞いたのだが、どうやら手前側に傾くようなネカセの台はホールにはまず存在しないようだ。

20年後で申し訳ないが、ここで訂正させていただきます。


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