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【誤差・仕事量】収支はただの「結果」であり重要視されるべきはその「過程」【Re:釘本 VOL.32 正攻法実践】

【誤差・仕事量】収支はただの「結果」であり重要視されるべきはその「過程」【Re:釘本 VOL.32 正攻法実践】

結果に動揺しない強靭な精神力を身につけるために

デジパチが主流である現代パチンコにおいて、毎日毎日勝ち続けることは不可能です。それは大当り抽選が「確率」に支配されているから。

6分の1のサイコロの出目がほぼ均等になるにはそれなりの試行数が必要です。毎日計算通りの大当り回数になればいいのですが、当然のことながらそうはいきません。

1日で区切ってしまうと、大当り回数が多かったり少なかったりなどは当たり前。これでは計算上3万円勝てる台でも余裕で負けてしまいますし、計算上勝てない回転率の台でも運勝ちしてしまうこともあります。

しかし、正攻法とは計算上のプラスを目指して試行していくことですから、結果を度外視してこの「計算上のプラス」を積み上げていくことが大事。簡単な計算方法で「期待通りに当たったらこのくらい勝てる」というプラス額を数値化したものが「仕事量」です。

通常時回転数や持ち玉比率といった「日々展開によって変わるもの」で数値が左右されやすいので「期待値」とは少し違ってきますが、この数値である程度の期待値を把握することも可能です。

収支はただの「結果」であり、重要視されるべきはその「過程」です。

この数値を積み重ねることで「良く回る台は勝てる」との確信を得ることもできるでしょう。仕事量を100万円レベルの大きな数値まで溜め込めば、いくら誤差が生じても勝てるはずです。

誤差とは大当りが計算上より何回多かったか少なかったかの数値です。

総回転数をトータル確率で割った数(つまり計算通りに当たった場合の大当り回数)を、実際にその日に当たった回数から引く。たいがいは小数点が出るのでどこかで区切って下さい。

誤差が大幅にマイナスでも収支がプラス、などという日は自分の選んだ台に満足できる時ですね。

誤差に大当り1回分の平均獲得金額(つまり平均出玉×実戦店の交換率)を掛けた数値が、その日計算外に損した、または得した金額です。

これを実際の収支から引けば「仕事量」の算出完了。

通常時回転数が多かったり持ち玉比率が高かったりすると数値が期待値よりもアップしますので、この2つの重要性も再確認できます
(※台の回転率的に期待値がプラス収支になる台の場合。)

長い目で見れば期待値とほぼ変わりません。

実際のデータで検証

1ヶ月区切りでまとめた私の過去33ヶ月分のデータ。

誤差は浮き沈みを繰り返しながらだんだんと「誤差0」の近くを推移していくことになります。そして収支も仕事量に絡みつくような曲線になっていきます。

和泉純の「今」だから語れること

「この台は計算上どのくらい儲かるのだろうか?」……勝ち続けていくためにはこれを把握しておかねばならない。

そこで重要となるのが「期待値」を計算すること。

だが、これは簡単に算出できるものではない。それに、各機種で違うデジタル消化ペース(時間効率)の正確な把握は不可能。

そこで、半日とか1日打ちきったデータから「確率通りに大当りしたら本来このくらいの収支だった」という数値をだしておけば参考になる。

それがこの「仕事量」だ。

慣れてくればこの数値から「期待値」を想像することもできる。


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