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【パチンコ&パチスロ】この台が「終わった」って、誰が決めたの?「稼働貢献終了」の公表が消えた理由

【パチンコ&パチスロ】この台が「終わった」って、誰が決めたの?「稼働貢献終了」の公表が消えた理由

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皆さん、こんにちは!ジェイさん@発信する遊技機クリエーターです。

ここ最近、パチンコ&パチスロ業界でちょっとした話題になっているのが、「稼働貢献週」の終了発表が行われなくなったというニュースです。SNSなどでは「都合の悪い数字を隠したのでは?」という声も出ています。

今回は、「稼働貢献週」の終了発表が行われなくなった理由と、それをどう受け止めるべきかを考えてみたいと思います。

稼働貢献週とは何か?

まず「稼働貢献週」とは、簡単に言えば「この機種がホールでしっかり稼働していた期間がどれくらいか」を示す指標です。10週間稼働した機種であれば「稼働貢献10週」となり、この数値が長いほど「人気機種」と見なされる傾向がありました。

稼働貢献週は全国平均のアウト(稼働データ)と機種ごとのアウト数がわかれば、ある程度誰でも見積もることができる数字です。ホール関係者やメーカーはもちろん、業界メディアでも大まかな目安は把握できます。そのため、稼働終了の発表が止まったからといって「完全に情報が見えなくなった」というわけではありません。

スペックが多様化し一括評価が難しい

公表が終了した背景として、現代のパチンコ&パチスロが非常に多様化してきたことが挙げられます。

  • コイン単価12円台のノーマルタイプ
  • コイン単価45円台の高単価スマスロ
  • 甘さで長期稼働する「愛姫」や技術介入タイプ
  • 羽根モノや甘デジ
  • LT機のような特殊構造の尖ったスペック
  • 新登場のBTボーナストリガー機など

スマパチやスマスロの登場により、遊び方も設計思想もまったく異なる機種を、「○週で終了」というたったひとつの指標で比較するのは、現代の状況にはそぐわないと感じます。

「稼働が高ければヒット」はもう古い?

本当に「ヒット機」と呼べる台は、単に稼働が続いた機種ではないと私は考えています。ヒットの条件とは、メーカー・ホール・ユーザーの三者が納得できる状態であることです。

メーカー目線:ある程度の販売台数、そして増台もかかるかどうか

いくら良い内容の台でも、導入台数がごく少なければ市場への影響力は限定的。「もっと欲しい!」とホールからの注文が入り、増台がかかるような動きがあるかが、ヒット機の重要なポイントのひとつです。

ホール目線:適正な利益と無理のない機械代回収

売上が立っても粗利が出なければ、他の機種で補填せざるを得なくなってしまいます。ホールがストレスなく運用でき、機械代を無理なく回収できる状態であることが必要です。

ユーザー目線:「また打ちたい」と思えるかどうか

出玉性能、ゲーム性、演出、設定状況あらゆる要素をひっくるめて、「この台、また打ちたい!」と思える魅力があるかどうか。稼働が続いた背景には、ユーザーからの支持があることが前提です。

このように、メーカー・ホール・ユーザーの「三方よしが揃って初めて、「真のヒット機」と言えるのではないでしょうか。

沖スロなど地域差のある機種にも不向きな指標

さらに、沖スロのように地域差が大きく出るジャンルでは、「全国平均」で集計される稼働貢献週では本来の実力が見えにくくなります。東海や九州では長期稼働していたのに、その他の地域ではまったく稼働していなかった……という機種も多く存在します。

つまり、「全国で何週続いたか?」では測れない地域密着型のヒット機も存在するわけです。直近の新台で言えば、「Lチバリヨ2プラス」や「L島娘」は、全国のデータを単純に平均してしまうと、その真価が見えにくくなるかもしれません。

最後に

稼働貢献週という指標は、間違いなく一時代を築いた「ものさし」でした。しかし、それが公表されなくなったからといって、ネガティブに捉える必要はありません。

むしろ、機種ごとの個性や目的に合わせて評価していこうという、前向きな変化であるとも考えられます。近年では、どこのホールに行っても似たようなラインナップが並び、「どこで打っても同じような機種が同じような扱い」という状況が少なくありません。ですが、これからは「平均」や「標準」に頼らず、個性ある構成を打ち出すホールが増えてくると、より面白くなると感じています。

たとえば、「あの機種を打つなら○○店!」「△△シリーズの扱いは××ホールが別格!」といったように、機種とホールの組み合わせで選ばれる時代になれば、ユーザーのホール巡りがさらに楽しくなり、機種の魅力もより活かされるはずです。

皆さんもぜひ、「稼働が何週で終了したか?」ではなく、多彩な機種の中から自分に合った台を探してみてください。


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