<FREE's archives #58>ぺガッパ
当連載<FREE's archives>では、過去に掲載された『パチマガスロマガFREE』の記事の中から、特に内容の濃かった&反響の大きかった記事を改めてご紹介します。
はじめに
虚心坦懐のGoing Underground、第102回。
今回は、2005年頃のお話。
パチンコは、CR機1/499タイプの設置がまだ可能だった時代。初めてのバトル演出を採用した「CRぱちんこウルトラセブン(京楽)」「忍術決戦CR影(SanseiR&D)」、その他、「CR北斗の拳 伝承(Sammy)」や「CR大海物語(三洋)」「CR春夏秋冬(西陣)」「CR笑ゥせぇるすまん3(奥村)」「CRルパン三世~タマダス島に眠る財宝(平和)」など、各メーカーからこぞって看板機種が発表された。
パチスロは、5号機が登場し始めた時期ではあったが、依然4号機の「北斗の拳(Sammy)」「吉宗(大都技研)」の人気が圧倒的であった。5号機では「新世紀エヴァンゲリオン(ビスティ)」「デビルマン(エレコ)」「サクラ大戦(エレコ)」などが登場。4号機は「リオデカーニバル(NET)」「押忍!番長(大都技研)」「巨人の星3(アリストクラート)」「アラジン2エボリューション(Sammy)」などが設置されていた。
そして、そんな中、駄菓子メーカーよっちゃん食品工業とのタイアップしたパネルも存在した「ペガッパ(エマ)」も登場した。
「ペガッパ」とは!?
4.5号機のAタイプストック機。設定1~6で、BIG出現率は1/299~1/217、REG出現率は1/448~1/326、機械割は95.5%~108.0%であった。内部確率は、BIG、REG共に全設定共通 1/240。
現在のジャグラーと同様の位置に告知ランプが搭載され、ペカればボーナス確定となった。
9つのモード
9種類の内部モードが存在した。また、特殊な移行条件として、オレンジ(1/100.1)を3連続で引く(約1/100万)ことで一つ上のモードへ、その後、オレンジを一つ引くごとにさらに一つ上のモードへ強制的に移行された。
①ハマリモード→768G天井
②通常モード→768G天井
③連チャンモード→128G天井
④ペガッパモード→64G天井
⑤ストック切れモード
⑥⑦⑧3つのスーパーペガッパ準備モードA、B、C
⑨スーパーペガッパモード→32G《隠しモード!?》
…というような仕様で、通常、①→②→③→④→⑥⑦⑧→⑨という具合で、モードUP移行が行われる仕組みであった。
BIG200連超えで、7万枚オーバー!!
この機種が設置されてしばらく経った頃、岡山県にある某ホールで、BIG209回で差枚数7万枚オーバーの報告が上がった。詳しい方が推察するに、ペガッパモード中にオレンジを4連(約1億分の1)以上引き、スーパーペガッパモードに突入させたようだ。
当時このモードはきちんとした情報を掲載している雑誌もなく、まさかのホール関係者すら知らない隠しモードだったとの話。たしかに突入率が1兆~1億分の1が早々、起こるわけもないのだから…。しかし、こちらのモードの爆発力は半端なく、32G以内にほぼBIGを放出。しかも、約95%でループする仕様だったそうなのだ。このことを知った店長たちは、こぞってこの機種の設置を外したそうだ。
因みに、これが4.5号機の最高出玉となった。出した方は、今頃「コンプリート機能が無くて良かった、、、」と胸を撫で下ろしていることではないだろうか(笑)。
※本稿に記載した内容は、ライター虚心坦懐の独自の見聞に基づくものです。
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