某通訳の事件で一躍有名となった『ギャンブル依存症』。

ぱちんこ依存問題相談機関であるリカバリーサポート・ネットワークでは、以下の項目に一つでも当てはまるなら「適度な遊技の範疇を超えてしまっているかも」と判断しているようです。

①パチンコをするためにウソをついた
②使ってはいけないお金を、使ってしまった
③負けを取り返そうとして、途中で止められなくなった
④やり始めると、時間や金額が分からなくなってしまう
⑤パチンコをするために、お金を借りた
⑥パチンコが原因で、大切な人とケンカになった

判定が厳しいようにも思えますが、これくらい厳しくないと真剣に向き合えないのかも知れません。今回はギャンブル依存症について考えていきたいと思います。

ま、パチンコはギャンブルではなく遊技ですけどネッ!!(半ギレ)

まずはギャンブル依存症のメカニズムについて。

ギャンブル依存症を解説する際に避けて通れないのは『ドーパミン』。神経伝達物質の一つであるドーパミン(快楽物質)が脳内で分泌されることで人は喜びや快楽を感じますが、ギャンブルをすることでもドーパミンは分泌されます。

つまり、ギャンブルが習慣化すればするほどドーパミンの分泌量も増え、喜びや快楽を感じやすくなる反面、喜びや快楽に鈍感にもなっていきます。

ドーパミンが分泌されなくなると焦りや不安・退屈感といった不快な感情が増えていき、それまで得られていた強烈な快楽が得られなくなるため、さらにギャンブル行為が促進されていく…という悪循環に陥ります。これがギャンブル依存症のメカニズムです。

一昔前なら『ギャンブル依存症は甘え』という風潮がありましたが、現在ではれっきとした精神疾患の一つとして扱われており、完治が難しく治療法が確立していないので『いかに病気と上手く付き合うか』といった考え方が有効となるようです。

ギャンブル依存症にならない為に個人的に気を付けている行為は、『パチンコにのめり込まないようにする』という事。これは経済的な面はもちろん、演出的な面でも気を付けています。要はアツくなり過ぎないってコト☆

例えば、近年のパチンコ台は眩しくてうるさい機種が多いですが、光量・音量は基本的に最小。

あと、オートボタンを標準カスタムにすることで、演出との距離間を保持。信頼度に関与しないボタンバイブもそろそろON/OFF機能が欲しいところ。変動開始時だけでイイよ★

そう、ギャンブル依存症は『脳内報酬系』と強い因果関係があるから、予告やリーチなどの演出面には極力動じずに打つ事を意識してます。 

当たった後にバイブするボタンやレバーに手を添えてる人をたまに見ますが、アレもギャンブル依存症の観点から見るとかなり危なそう…。報酬(大当り)を噛み締めてるワケやからね。

そう考えると、ずーっとスマホを見ながら打ってる打ち子とかの方が、ギャンブル依存症は少ないのかも知れませんね。まあアレはアレでスマホ依存症なんかも知れんけど★

投資上限に関しても、最近は貯玉再プレイ2500個のみと決めています。ボーダー+5回転とかの優良台に座れればその限りではないですが、そんな機会はほぼありませんッ!!

そんな僕でも、先バレ演出だけはヤメられません★ ありゃ悪魔じゃ!!

厚生労働省が2021年に行った依存症に関する調査によると、日本で過去一年間にギャンブル依存症が疑われる状態になったことがある人は、成人(18歳～74歳)の約2.2%、約196万人と推計されているそうです。

胴元も引くレベルで嘘を吐き倒していた某通訳も実際はかなり深刻な病状やったんでしょうね…。ネットでネタにされているのを見るに、世間のギャンブル依存症への理解がまだまだ浅いように思えます。

「適度に遊べ」と言われて適度に遊べれば世話無いやろうけど、節度と距離感を守り、適度にパチンコを楽しみましょう☆